見出し画像

太陽がぼやけて見える

また月曜日がやってきてしまう。金曜日、1週間の仕事をなんとかやり過ごした解放感が懐かしくなる。毎週毎週、同じような焦燥感にかられ、いやそんなこともないか。そんな気持ちを忘れようとするからなのか知らないが、昨日は割と多めに酒を飲んでみた。と言っても缶ビール3本と缶焼酎ハイボール3本だが、家だからか酔いが回っていった。しかしビールと焼酎を飲んでいる限りは、二日酔いと吐き気とは無縁でいられる。

土日のうちに、1日でも山に入れば、なんかやってやった気になってしまって、もう1日はだらけて過ごすことが多くなってきている。先ほど、「サウンドオブメタル」という耳が聞こえなくなってしまったドラマーの映画を観た。依存からの脱却というものが主題であって、主人公が自分の居場所を見つけ、そして自分の足で立つことを見せたかったのかもしれない。

昨日は「ミッドサマー」を観た。思っていたほど悪くはなった。むしろ良かった。確かにグロテスクなシーンはあったが、それがメインではなく、不安定な精神状態の主人公の魂の解放みたいなものが、主題なのだと思った。こちらも、自立できない人に、焦点を当てていたと思う。

映画を観ると、普段味わえないものを味わえてゾクゾクする。自分の凝り固まった思考を壊すには、映画を観ることは良いことだと思う。また本を読むことでも同じような感覚を得ることが出来る。好きな事以外には、基本的には出不精なので、本や映画はとても良い。

古着の人は、趣味で音楽をやっている気になる人がいるのに、僕と会う意味が少し理解できない。まあ僕の本来の目的も、彼女に会うことではなく、クラフトビールを飲んで、飲み歩くことなのだけど。

水で割った焼酎を飲み頭を鈍らせて、月曜日のことを考えないようにする。思考が未来にいかないように。また同じような1週間が始まるかと思うと、少し憂鬱だ。かといって変化を求めている訳でもないので、自分でもどうなって欲しいのかよく分からないが、このまま生きていくことに少し限界を感じ始めている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?