goldenforest

日々の観察。 趣味、散歩。 千まで書きます。

goldenforest

日々の観察。 趣味、散歩。 千まで書きます。

最近の記事

しっぽ、花、青

小さなカメがいた。 多分子ども。 何度も顔を出してくれる。 小さな花。 水草の花。 咲いてたんだ。 ついに、だ。 カワセミ。 また会おう。

    • 一日一日

      前は覇気がなかったけど、今日は違った。 そう、娘(小3)について教えてくれた。 「前、うちに遊びに来てくれた時、  元気がなくて気になっていた」 と何度か言われていた。 娘の友だちのママはわりとハッキリ言う。 〇さん(私)なら分かると思って。 ハッキリ注意してくれたことも過去にある。 このママのことは信頼しているし、 どこかで通じ合っているとも思っている。 だから言ってくれてよい。 …覇気がない、か。 頭で何度か繰り返して。 確かにな、と思った。 * この前、写真の

      • 文章友だちへの手紙

        ここで立ち止まり読んでいると、 たくさんのいろんなガラス瓶が ただよっているように見えます。 ガラス瓶に入った手紙。 それをひろって、読んでいる。 読ませてもらって いるのだなあ、と。 そうやって、見つけた あるひとがいました。 * 私はあなたの文章が好きでした。 でもこの海に、あなたはもういない。 別の海に行ったけれど、そこにもいない。 あの時、教えてくれてありがとう。 お返事くれて、ありがとう。 元気にしていますか。 あなたの書く言葉、写真。 モノを大事にし

        • 灰汁

          学校公開日。 息子の中学に行く。 休み時間の教室は あまり見たくなくて、 ひたすら掲示物を見ていた。 生徒会立候補者の顔ぶれを見て、 あの子だと思った。 近所のかわいいあの子。 ほんとすごいなあ。 休み時間はいろいろとリアルだ。 息子はわりとぽつんとしている。 ずっとそうだ。幼稚園からそうだ。 私から見たらぽつんだけど、 本人からしたら、 そうじゃないのかもしれない。 そもそも、だれかと わいわいして欲しいとか、 余計なお世話過ぎる。 壁面に飾られた、 美しい絵、美し

        しっぽ、花、青

        マガジン

        • 学校に行きたくない日
          20本
        • 家族
          26本
        • 自律神経日記
          5本
        • ベランダ便り
          8本
        • いきもの日記
          10本
        • わたしの本棚
          13本

        記事

          ゴーヤの本気・ベランダ便り

          シジミチョウはうっとり蜜を吸う。 お花にとまったあと、 め花にとまる瞬間を見た。 これは、と思った。 そのめ花が、ぐんぐん成長している。 肥料をあげてみてください、 というアドバイスをいただいて、 『そうだそうだ、肥料、肥料』 と気づかされる。 そういうことすら分かってない。 肥料をあげてみたところ、 ゴーヤが本気を見せた。 しげる、しげる、しげる。 失敗だと思っていたグリーンカーテン。 「ちょっと、失敗とか  ほんとやめてくれる?」 ゴーヤに言われてる気分。 力強

          ゴーヤの本気・ベランダ便り

          おなやみそうだん

          3年前の授業参観にて。 ふりかえり、掲示物をちらりと見た。 係:おなやみそうだん へえ、こんな係があるんだ。 息子の友だち、 Kくんの名前が書いてある。 Kくんはやさしい。 ひとの話をよーく聞いている。 そしてゆっくりと言葉を返しくれる。 Kくんになんてぴったり。 隣にKくんのお母さんがいたので、 目くばせして、 掲示物をそっと指さす。 Kくんのお母さんは Kくんと同じあのかわいい笑顔で、 口に手をあて、そっと笑っていた。 * 「おなやみそうだん係に  相談して

          おなやみそうだん

          オクラちゃん

          カマキリの写真を見ると、 オクラちゃんを思い出す。 息子は猛烈に、 カマキリ好きな時があった。 ある日「鎌木くんへ」と 手紙を書いていた。 小3の男の子が。 漢字の鎌をわざわざ書いて。 カマキリに心奪われていた。 カマキリは手をそっと さしだすとのってくれる。 こう絵本に書いてあったから、 真似してみたら、 そろりそろりとのってきた。 『へー、こわくないんだ!』 子どもの頃は さわるなんてムリだったし、 虫には興味がなかった。 というのに! 人生分からない。 私もカ

          オクラちゃん

          はちがくる・ベランダ便り

          バラの花は朝いい香りがするそうだ。 それと同じだと思った。 ゴーヤの花も朝にいい香りがする。 今朝は五つ、ゴーヤの花が咲いた。 全部お花。め花はほとんどない。 香ってる。 ハチがやってきた。 小さめのハチ。 この香りでハチは来るのか。 2階のベランダまで。 よく見つけるなあ、と思う。 お尻がとがってみえる。 そこにも花粉がついている。 ハチは刺されると痛いから (痛そうだから)、こわい。 こわいから苦手。 でも、ハチのおかげで、 実るわけだものね。 ありがたい存在だよ

          はちがくる・ベランダ便り

          水草の陰

          よく話しかけられるようになった。 池のまわりを歩いている方々に。 カメラをぶら下げて歩いていると、 あそこにキジがいる、とか。 カワセミがいるよ、とか。 いろいろ教えてくれる。 父くらいの年齢の方々が、 「よ!」って感じで。 話しかけてくれる。 少し前はそうでもなかったのに。 無言ですれ違っていたのに。 きっと私の鎧が消えたんだ。 * 父が倒れたあの日から 一年がたつ。 父は半身麻痺になった。 怒涛の日々がはじまり、 いろいろ、いろいろ。 家族で、互いに乗り越えた。

          『園芸少年』

          視力が悪い。 小5から悪くなった。 成長とともに、 どんどん悪くなった。 視力検査は恐怖で憂鬱。 視力が悪いと写真映りが悪い。 どこ見ているの? そんな顔になってしまう。 ピントが合ってない。 0.1が見えなかった。 なのに、ふだんは裸眼で過ごした。 授業中だけメガネをかけた。 ぼんやりしている。 ぼんやりとした高校生活だった。 あえて、見ないように していたのかもしれない。 * 高校時代に欲しかったもの。 それは親友だった。 でも、自分の思い描く 「親友」には出会

          『園芸少年』

          めばな・ベランダ便り

          あれれ、です。 昨日、ゴーヤの実!と思ったら、 今朝、花が咲いています。 確かに、昨日写真を撮りながら、 この先端はつぼみのようだな、 とも思ったのです。 検索してみたところ、 これは雌花(めばな)なんだそうです。 小学生の頃、習った覚えがあります。 かぼちゃの花には雌花と雄花があって、と。 今まで見てきた花は雄花(おばな) だった、ということが分かりました。 雄花のおしべは黄色なんだそう。 受粉が必要なようです。 今日はこの雌花しか咲いていません。 が、私はまだ

          めばな・ベランダ便り

          あかちゃん・ベランダ便り

          ゴーヤのネット、外しておくか。 そう思っていた。台風も来るし、 もう終わりにしよう、と。 「え、ゴーヤはそのままで  いいんじゃないの?」 という意外な夫の意見を聞き、 このままでもいいか、と思い直す。 この言葉がなかったら、 私は気づかなかったでしょう。 * 台風も過ぎ去った 今朝のベランダにて。 心がはねる。 グリーンカーテンとは とても呼べないゴーヤのツルたち。 それでも、それぞれに 元気にツルをのばしている。 『きみはこっちだよー』 どこに巻き付いていいのか

          あかちゃん・ベランダ便り

          自律神経日記④

          月に一度、 メンタルクリニックに通院している。 クリニックのそばには、 娘の同級生が通っているという、 ある習い事の看板が見える。 クルマから子どもをおろし 「行ってらっしゃい」と送る母たちの姿。 このクリニックはあの教室の こんなに近くにあったのか。 先月も思ったはずなのに、 今日はじめて気づいたかのように思う。 * 「どうでしたか?」 いつもの先生の言葉。 答えられる「どう?」にほっとする。 この一か月、あなたの体調はどうでしたか? 眠れていますか?という質問。

          自律神経日記④

          奇跡の国

          小6か中1、夏休みの宿題。 新聞の切り抜きノートを毎日やった。 ※自主的ではなく母にすすめられ。 夏休みに毎日、新聞を読み (ながめ、の方が合っている)、 気になった記事をひとつ切り取り、 ノートに貼り付ける。 そこに自分の感想を書く、 というもの。 あのノート、 今もあったら読み返してみたい。 あの頃の私は、 何に心が動いていたのだろう。 この切り抜きノートのことなんて、 ずっとずっと記憶の彼方に ほうむられていた、というのに。 思い出す。思い出す。思い出す。 週

          オジサン

          眠れない。 楽しい日だったというのに、 暗闇で横になる私の頭の中は、 ざわざわ、ざわざわ、する。 ザワ子ちゃん登場。 比べる病が始まって、 なんであんな言葉を 言ったんだろうとか、 私って、私なんて、 頭の中がぐわーっとなって どんどん眠れなくなる。 でも、あるシーンを 思い出して笑った。 * かき氷を総勢9人で食べた。 みんなの注文を私が伝える。 おじさんがメモをとる。 「レインボーを二つに  レインボーの練乳を一つ、」 「ミルクレインボーね」 「イチゴの練乳

          道化

          「夏休みにやりたいこと.100」 とメモ帳に書き出した朝があった。 結局100も書けなくて、 58番目まで書いてある。 ものすごく些細な事や願望。 ありたい姿などなど。 * 27番目に書いたのは、 『人間失格』を読む。 ずっと文通している後輩は 太宰治が好きだ。なのに、 私は太宰治作品の良さを 分かろうとしていない。 読んでもいない。 一緒に働いていた頃、 『斜陽』を読んでみてください、 と言われて、言われてから 数年もたってから読んだけれど…。 よく分からなかった。