昔の自分を恨んだ話
歯医者が好きではない。
まぁ好きな人はあまりいないとは思うが。
中学のとき、近くの歯医者に行っていたのだが、そこでの悪いイメージが強すぎた。結構なおじいさんの先生で、治療のときはだいたい鼻歌を歌っていた。
一度、奥歯に麻酔を打ったことがあったのだが、そのときの痛みたるやものすごかった。一瞬「あ、これ貫通したわ」と思ったほどだ。
そのため「歯医者=痛い」というイメージが強く根付いてしまった。
何度か通って治療は終わったものの、何年かするとかぶせていたものが外れてしまった。
特に痛みもなかったので、そのまま放置していたのだが、ある日、奥歯がボロっと欠けてしまい、牙のようになってしまった。
さすがにこうなると食べるのに支障がでるので何とかしなくてはならない。
あのときの痛みの思い出があったので、前とは違う歯医者へ行った。
実に8年ぶりの歯医者だ。
見ない振りをしていた現実は残酷だった。
まず1本を抜歯して、それから四隅すべてを治療しなければならない。
ここから完治まで約2年かかった。
このときほど、昔の自分を恨んだことはない。
よく「歯は一生もの」というが、その言葉が身にしみた経験だった。
その手痛い経験以降、わたしはできるだけ歯のケアをするようになった。
まず超音波歯ブラシを買った。
友達に勧められて買ったのだが、普通に手でやるのとはかなり仕上がりが全然違う。丁寧に磨こうとすると、どうしても時間がかかってしまうが、これだと3分でしっかり磨けた。歯磨き粉も必要ない。
それからフロスや歯間ブラシを使うようになった。
これは歯の間の汚れを落とすやつだ。
今でもしっかりこの2つをちゃんと継続している。
その甲斐あってか、検診で「非常によくケアされていますね」と褒められたほどだ。
みなさんも後悔しないようにしっかり歯医者には行きましょうね。
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