映画「ロシアン・ルーレット」
ロシアン・ルーレットは2010年にアメリカで公開された映画です。
「13/ザメッティ」という映画のハリウッドリメイクですが、監督が同じというめずらしいスタイルです。ストーリーもほとんど変わっていないようです。
父が入院してしまいお金に困っていた青年、ヴィンス。
彼は電気技師として作業している際に、大金が手に入る仕事について耳にします。本来参加するはずだった男に代わりヴィンスは謎の仕事に挑みます。
そこで行われているのはロシアン・ルーレットによるギャンブルでした。
命を賭けて大金を得ようとする男たち。
それをギャンブルの対象としてしか見ていない金持ちたち。
果たしてヴィンスは大金を得ることができるのでしょうか。
ネタバレと感想
意外だったのが、ロシアン・ルーレットが行われるタイミングです。
大抵こういったギャンブル映画の場合、勝った負けたがあって、ちょっとしたエピローグが続いて終わり、というパターンが多いですが、この映画ではロシアン・ルーレットが終わってからも結構ストーリーが続きます。
ぶっちゃけてしまえば主人公であるヴィンスは生き残る訳ですが、そこからまた警察やギャンブルで負けた金持ちに命を狙われます。なんとかそれを切り抜けていくのですが、結局は殺されてしまいます。
そのため、ハッピーエンドとはとても言い難い内容です。
また、ヴィンス以外の参加者もいろいろとバックストーリーがあり、実は彼らはかつての勝者だということも分かります。
命を賭して勝負に臨んでいる人間に対して大金を賭ける金持ちたち、という構図は、どことなくカイジを思わせます。ただ、カイジの金持ちたちほど、こちらは騒ぎません。むしろ淡々と進み、それが命への軽視を際立てています。
ストーリー自体はそこまで目新しいものではなく、予想外の展開が待ち受けている訳でもありません。
出演者がジェイソン・ステイサム、ミッキー・ローク、カーティス“50セント”ジャクソンと豪華なメンバーになっています。見所はそこくらいですかね。
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