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五代目古今亭今輔の手ぬぐい
本名:鈴木五郎
誕生:1898年6月12日
命日:1976年12月10日
五代目古今亭今輔の手ぬぐいです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124182669/picture_pc_85ef859f5947cd787ad4eae88cc7979e.png?width=1200)
長らく落語芸術協会の会長を務めた五代目古今亭今輔は、数多くの新作落語を手掛けた新作派として知られました。
桂米丸など、多くの新作落語家を育てたこともあり、「新作落語の芸協」のイメージを作った人とも言えるでしょう。
手ぬぐいは、大きなおかめののお面が描かれたデザイン。
よく見ると、おかめの髪型が「今」、後ろの紐のようなものが「輔」の形になっています。
左下には「古今亭」と亭号だけ。
おかめの「今輔」と合わせて、古今亭今輔を表しています。
イラストで高座名を表しているデザインは他にもありますが、ここまで違和感なく名前を織り込んでいるのは珍しいですね。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/124184200/picture_pc_21cab58e58ac5fa1d801281950039925.png?width=1200)
こちらは当代古今亭今輔の手ぬぐい。
全く同じおかめの面のデザインですが、古今亭の脇に「六代目」が添えられています。
五代目から見るとひ孫弟子に当たる当代今輔ですが、先代の名前だけではなく、デザインそのまま受け継いでいるのは珍しいケースだといえます。
当代と先代の手ぬぐいを見比べてみるのも新たな発見があって面白いですね。
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