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お礼状は2通出す話(社会的承認が満たされたらいいなと願って)

今はそんなに人と名刺交換することがなくなりましたが、福祉系の相談業務をしている時は、とにかく人との縁を大切にすることを意識していました。

自分に知識や技術はなくても、凄い人たちと繋がっていれば、何とかなるかもしれないという思いもありましたが、せっかく知り合ったので、そのお礼を伝えるために何かできないかと考えていました。

ふと思い出したのが、「お礼状」です。

始めて書いたのは大学3年生時代に受講した社会福祉士の実習先。
季語とか考えるのは面倒でしたが、感謝を伝える方法としては良いかもしれない。

ちょうどメールが一般化し出した頃で、今も昔もメールで新年の挨拶を送られるのは抵抗があって、一斉返信しない性格です(笑)。

手書き、やってみようと思いました。

そこから研修等で出会い、名刺交換した方に対しては、その日のうちにお礼状を書いて送付することを習慣にしました。
研修や会議で印象に残った発言名刺交換時に交わした内容を盛り込みながら書きます。
何もない場合は、「名刺交換してくれたこと」それ自体をお礼として書く。

それをしていて、気づいたことがあります。
人の印象に残ったところ、特に良いところを思い出す練習にもなっていると

返信等はほぼないですが、

ですが、

ですが、

30名に1人くらいの割合で感動してくれます。私のファンみたいになってくれました。
私・・・字はめっちゃ汚いのですが・・・それでも効果ありました。


時に電話をくださったり、「メールで失礼します」とメールでお礼の反応をくださったり。

今も親しくさせていただいている目上の方ってお礼状が結んでくれたところがあると思ってます。

お礼状を2枚出すとき

前置きが長くなりました。

そんなお礼状ですが、2枚出したほうが良いようなケースもあります。
研修で企画側に回った時です。

講師の派遣の依頼状って、誰に出しますか??

組織に属されている方であれば、講師本人だけでなく、組織の代表者(社長や学長など)に出しますよね。
正確には講師依頼状と講師派遣依頼状とでも言えるかもしれません。

派遣の依頼をする時、2枚出すわけですから、お礼状も2枚出して良いですよね。

代表者に送る場合は、
「こんな素晴らしい講師を派遣いただき、ありがとうございました。お陰様で~」
と講師がいかに素晴らしかったかを内容に込めます。

回りまわって、派遣された講師が所属長から褒められるかもしれません。

これは何も研修だけではありません。
私は飲食店でも出したことがあります。

「このホールスタッフの接遇が抜群に良かった」と思った時はホールスタッフと店長(経営者)の2名に出します。
店長には「〇〇さんのお陰で素敵な時間を過ごすことができました」とお礼を伝えます。

結果として、ホールスタッフがお店から少しでも表彰とかされたら、こちらも嬉しいですよね。

これは何をしているかというと、マズローの欲求5段階説(色んな解説が出ていますので、詳しくはお調べください)で言うところの、自己実現の欲求だけでなく、社会的承認欲求を満たしてもらうための気配りでもあります。

研修やホール業務をやってよかったという直接的な意味の肯定だけでなく、 社会から必要とされているという肯定感も感じてもらえたら、こちらも嬉しいですよね。


形として表すことができるなら、その手間は惜しまない
相手も喜んでくれるかなとワクワクするのも精神的に良いです(ただし、見返りは絶対に期待しない)。

最後に、お礼状はハガキにするか、便箋にするかという話を。
組織に秘密にして研修やセミナーに参加されている場合もありますので、少しお金はかかりますが、便箋がお勧めです。

地域包括支援センターで働いていた時に、法人の役員に呼び出され、
「テリー君、お礼状のハガキ届いてるよ。『この間は年収1000万円を超えるための営業力向上セミナーで名刺交換させていただき~』って書いてるけど、1000万円売り上げるんか?隅に置けないな。独立するのか?」
とめっちゃ弄られたことがありますので(笑)。

本日は1600字を超えてしまいました。
以上です。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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