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春の日のクマは好きですか?ペ・ドゥナ映画にハズレ無しって本当?

コンセプトが明確

かなり初期のころ(2003年)の映画です。
ペドゥナに可愛いことをさせたい、可愛い服をとっかえひっかえ着せたい、という、シンプルで明確なコンセプトの映画。

ペ・ドゥナの場合、そういったアイドル的な映画は、ありそうで無いので、
こんなかわいい映画を撮っておいてよかったね。

「どのくらい可愛いんだっけ?」
「あ、こんなに可愛い」
と思い出すためにも貴重な記録。

ガサツにもほどがある

20代前半のペ・ドゥナのイメージとして
「元気でガサツ、とらえどころがない不思議ちゃん」
「2,5枚目」というお約束通りの役なのですが、
可笑しいのは、ガサツにもほどがあるというか、まじめに徹底してガサツが過ぎる。

そこまでやったら「可愛さ」に戻れなくない?という大方の予想に反して、
電車の中でゆで卵を食べても、夜中の街角でラーメンを食べても可愛い。
顔や姿もですが、クルクル変わる表情と役に対する真剣さは今と同じです。

20年後の今のほうが可愛い、という奇跡

私はアイドル映画も好きで、結構見て楽しめるクチですが、不覚にもペ・ドゥナのアイドル映画なのに、途中で寝落ちしてしまいました(笑)
寝てしまったけど、ラストまで話の筋が予想できたので(オイ!)、
寝ちゃった部分スルーで見直しせず・・・(オイ!)
乙女チックな展開、高校生の頃なら楽しめたでしょう(笑)

つまりそこなのです。
狙った「可愛さ」より、20年経験を重ねてにじみ出るような「可愛さ」。女の価値はそこにあり。

約20年経った今、年齢を重ねて自信をつけた今のドゥナが、若い頃よりなお可愛いらしい…という奇跡。

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