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「SESの良い所について考えてみた」について考えてみた

Facebook見てたらこんな記事流れてきたんですよね。。。

派遣業法も変わっていよいよSESも絶滅するのかなと思ってましたが意外となんともなかったですね。どこどこの会社が法改正でやってけないから畳んだなんて話も自分の周りでは全く起きなかったですね。

SESのダメなところと言うのは検索すれば多分4億件くらい見つかると思うので、せっかくなのでSESって良いな、ってところを考えてみたいと思います。実際ダメなのは多重派遣状態になるところに起因するのが大きいわけですし。

SESって何?

SESとは、「IT系大手企業のプロジェクトをSES企業が請け負う」ことです。

若干違います。顧客はIT系でなくても大手でなくてもカネと案件があれば何処でも出せます。ただ「非IT系の社内システム、外に出さないで自社で開発します!」みたいなのはそこの社員が「何処の馬の骨とも知れないキモヲタみたいなのがパソコンで遊んで我々の売上を騙し取ってる」みたいな謎ヘイト稼いで針の筵化するので余りオススメは出来ませんが……

あとたまにエンジニアとして入ったはずなのに毎日積み荷の上げ下ろしさせられてたって話もたまに聞きます。

SESって「システムエンジニアサービス」の略でSEの余剰人員を足りないところに回すお仕事のことを言うわけですが、システムエンジニアリングの仕事を与えなければいけないわけでもないです。そう言う人材派遣にはない柔軟さが良い所の一つですよね。

営業は濡れ手に粟過ぎる

SES営業と言うのは、エンジニアを現場に捻じ込むのがお仕事なワケですが、極めると文字通り秒速で稼ぐことが出来ます。
簡単に言うと「メールを転送するだけで5万、所要時間5秒」みたいなことが割と日常的に起きるようになります。
まあ、そこに至るまでになるには「現場で虐待されすぎてプロパー社員をグーでぶっ飛ばしてしまったエンジニアを始末する」みたいなツラいお仕事を幾つかこなす必要があるのですが、すぐ慣れると思います。

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自社の後輩の営業からこんなことを言われるのもそんなに珍しいことでもないです。

エンジニアにとっての利点

もうこれはスキルさえあればどんな馬の骨でも仕事がある、これにつきますね。

スキルがなくてもないなりのお仕事というのは幾つかあるので、そこから着実に積み上げていけばどんなヤバイ学歴でも東大出身の新人プロパーさまに「オメー、アタマわりーな!」とか暴言言っても許されるようにはなるのです。とは言えプロパーさまは天上人なので、どんなに優秀でもプロパーさまのお気持ち次第で契約が終わってしまうこともしばしばです。大切にしましょう。

とは言え、前の現場で幾らやらかしても次の現場でしれっと活躍することも可能です。そのためには日頃から自分の担当営業は大切にしておく必要があります。ただ、最低月一でランチ奢ってくれないような営業はエンジニアを大切にする気がないカスなので変えて貰った方が良いでしょう。

出会いはあるの?

「現場で出会った人と結婚した」なんて話は結構聞くのですが、自分が9年弱やってきた中では自分の身には一切なかったです。社内恋愛など幻想なので素直にマッチングアプリとかやってた方がまだ生産的だと思います。

あと、異性に限らず現場変わると前の現場の人とは会わなくなります。人生は一期一会です。今を大切に生きて下さい。

フリーランスのSES

個人のスキルと案件によって月当たりの単価も変わります。
この辺りはフリーランス的な要素もありますが、とは言えフリーランスは自営業なので、SESと比べると収入の面で安定して生活するのは大変じゃないかと思います。

フリーランスだとSESではないみたいな書き方されてるのですが、SESはただのサービスの名前なので雇用形態ではありません。
何を隠そう、僕がフリーランスとして取引先とSES契約を結んでおります。
SESは請負契約の一様態なので、一般派遣や特定派遣を持ってる会社しか出来ないワケではありません
ぶっちゃけた話、正社員でSESやっててもスキルか性格に難があれば秒で退場ですし、会社によっては1ヶ月待機が続くと解雇と言うところもザラなので安定してるとは言い難いのかな?と思います。
逆に言えばスキルがあって勉強熱心なら安定します。フリーランスになってからかれこれ2年弱にはなりますが正社員の時と比べて新卒一人分くらい月々手にするお金は変わりました。これもSESのおかげですね。

とは言えヤクザな商売であることは認識すべし

SESはカタギの仕事なのか?と聞かれたら回答はちょっと濁ってしまいます。それは割と大きめの会社の現場に行ってしまうととても強く感じるかと思います。
SESのエンジニアというのは交換可能な部品であることは間違いなく、どんなにスキルがあっても「ちょっと今、社内のリソース余ってて……」と言われたらお別れの時です。足りないエンジニアリソースを補うのがSESなので、足りてれば要らないのです。コードの書き方すらままならないプロパーエンジニアの方がSESエンジニアより大事なのは明白ですよね?
とは言え腕さえあれば何処にでも行けるのがSESです。そこは学歴も国籍も前科さえも問われない平等な世界なのです。
問われるのはエンジニアリングとコミュニケーションのスキルのみ! レピュテーション的な問題でまともな職にはありつけないけど、コンピューターが大好きなら一発逆転を狙うにはもってこいのお仕事です。
SESってステキだよね★

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