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管理業務主任者・マンション管理士試験合格講座 民法 総則 > 意思表示の有効性 #3

(3) 錯誤(さくご)
① 錯誤
 錯誤とは、いわゆる「勘違い」のことです。
 錯誤には、次の2つの種類があります。

(a) 意思表示に対応する意思を欠く錯誤
 「意思表示に対応する意思を欠く錯誤」は、表意者自身が、表示に対応する意思がないことに気づかないまま、意思表示をしている場合です。つまり、表意者が真意と表示の食い違いを知らずにした意思表示をいいます。たとえば、甲土地を売りたいと考えていたのに、勘違いから乙土地を売ってしまうような場合です。

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