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オーストラリアでの初シーズン終了。振り返りと今現在のこと。

オーストラリアに来てからもうすぐ9ヶ月が経ちます。パンデミックの影響でリーグ戦が中断、再開の見通しはなくサッカーは無期限で出来ない。レストランがやっていないどころかろくに外出すら出来ず、友達もいない。どうしよっか。な状態から紆余曲折を経て今日に至ります。このあっという間に流れていった9ヶ月を使って何をしようとして、何が出来て、何が出来なかったかを整理してみようかなと思います。

昨シーズン終了後、もう一度奮い立って自分のプレーを表現できるか、したいか。ということを限られた時間の中で自問自答しました。その時の答えはやっぱりまだサッカーを通じて見たい世界があるということでした。別問題としてJリーグをこのような形で去ることには、後ろ髪を引かれる思いもあり、それは自分が費やしてきたものではなく、プレーさせていただいたヴェルディ、新潟、栃木、町田というクラブやファンの存在、これまで育てていただいた指導者の方々や家族の気持ちにプレーでもっともっと恩返しをしたかったからです。多くのありがたい存在のおかげで胸が締め付けられましたが新しい挑戦をすることにしました。

プロを目指してきた過程で、ハイリスクだとか、終わった後どうするんだ、という世間の意見を尻目に目標と向き合ってきました。高校生くらいの頃には「プロアスリートとしての競技人生が終わっても主体的に豊かな人生を生きていける、プロアスリートがそういう存在であってほしい」という社会に対しての反発心のようなものが芽生え、進学やその後の多くの場面で選択に影響を及ぼしてきました。本音ベースでは、その漠然とした願望というか、概念と自分が向き合う日がもう来たのかとは思いましたが、見方を変えるとチャレンジングで面白い局面にいるんだと感じました。

という前置き75%みたいな感じで恐縮ですが、海外でどんなことを実現したかったかと言うと、3つあって、まずは全く新しい環境の中でアスリートとして結果を残すこと。英語を上達させること。広い価値観に触れて、限られた経験から成る自分のマインドや価値観を柔軟に広げることでした。

1つ目については、日本で知られているサッカーだけがサッカーではないことを自分の目で見てみたくて、海を渡りました。競技者としては、目に見える結果として満足するものを残すことはできませんでしたが、これについては長くなるので機会があればまた別で書きます。
英語に関してはロックダウン期間を利用してかなりコミットできて成長も実感できました。もちろんまだまだ上手く喋れないことの方が多いですが、英語を学ぶと言うよりは、英語で何かを学ぶという段階まではこれたかなと思います。最後に、自分にとって全てであったJリーグでの活躍、その先を目指す人生とトレードオフで、経験と体験を得ました。これは自分にとって必要なことだったんじゃないかなと思うし、自分のマインドや価値観を見つめ直し、これからの人生の糧にするという観点においては大変貴重な時間になりました。

薄い内容ですがこんなところで。また機会があればそれぞれ深堀りできたらと思います。
今は来年以降の人生について時間をかけて考えています。また投稿します!

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