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ビールの泡に乗って、日本を巡る

こんにちは、ごはん同盟です。「ごはん同盟」は、ご飯好きの、ご飯好きによる、ご飯好きのための、炊飯系フードユニット。試作係(調理担当)のしらいのりこ(@shirainoriko)、試食係(企画担当)のシライジュンイチ(@hair5mm)、夫婦ふたりでやってます。

お米がもちろん大好きなんですが、お米の次にお酒も大好きです、ビールは特に。

そんな私たちに、先日、KIRIN公式noteさんの企画で、「キリンシティの料理とビールの相性を体験してみませんか?」という、お話をいただきました。

キリンシティ」は、キリンビールの樽生ビールとこだわりの料理が楽しめるビアレストラン。もともとは、ビアパブ形態のお店だったそうなのですが、近年は、料理に力を入れていて、1杯だけのサク飲みにも、料理を楽しみながらのゆっくり飲みにも対応できる、ビール好きにおすすめのお店です。

私たちがよく行くのは、キリンシティプラス 東京銀座店。買い物の途中に立ち寄っては、喉を潤しています。笑

「3回注ぎ」は、ていねいに調理されたビール

「キリンシティ」で飲めるビールには、「3回注ぎ」と呼ばれるものがあります。その名の通り、ビールを3回に分けて、グラスに注ぐやり方です。

見てください、この盛り上がった泡!

3回に分けて仕上げるため、泡がこんもりとプルプルしています。この泡がフタの役割となり、ビールの風味を長い時間保つことができるのだとか。

3回注ぎは、注ぎ切るのに時間がかかるため、提供されるまで4分ほど待ちますが、それもすべてはおいしいビールをいただくため。言うなれば、“ていねいに調理されたビール”のよう。

3回注ぎのすごいのは、ひとくち目がまろやかなことです。

飲み進めると、泡に集まっていた苦味成分が次第に液体と混ざり合って、ビールの味わいが変化していきます。飲みはじめたときと飲み終わるときとで味が変わるから、2杯目も飽きずに、新鮮な気持ちでおいしく飲めるというわけです。つい、おかわりしたくなっちゃう理由は、これだったんだな。

どうしてこんなにビールに合うんだろう?

3回注ぎの技で時間をかけて味わいが変化するキリンシティのビールは、料理と一緒にゆっくりと楽しむのがおすすめです。

ビールといえば、あげもの。異論は認めません。「ごちカラ!~ご馳走ビールのためのから揚げ~」は、その名の通り、ビールが飲み進むようにチューニングされたから揚げです

鶏のから揚げといえば、一般的にもも肉が使われることが多いですが、こちらで使われているのは、岩手県産の銘柄鶏「こがね鶏」のむね肉です。でも、しっとりしていて、とてもジューシー! やわらかくて、火入れ具合が完璧でした。

「衣がサクサクしてますね?」とたずねると、衣にビールを加えているのだとか。自宅でも試してみたいけれど、加える前より先にビールを飲んじゃいそうだなぁ。

「しらすの焼きじゃが麺」は、細く切ったじゃがいもに、しらすを混ぜ込んで両面を焼いたもの。表面はカリカリ、中はホクホクです。シンプルな食材の組み合わせなんだけれど、これがビールとよく合います。

じゃがいもの甘みとしらすの塩気が交互にやってきて、そこでビールをゴクリ。カリカリ→ホクホク→ゴクリの幸せの循環が止まりません。

野菜も、たっぷり取りましょう。サラダチキン、ゆで卵、トマト、アボカド、レタスに特製のソースをかけた「キリンシティのCOBBサラダ」は、栄養バランスが考えられた酒飲みにうれしい一皿です。

ビアレストランがつくるサラダだけあって、こちらにもビールが飲み進む工夫がありました。南部鉄器のお皿と、軽く焼いたレタスがそのポイント。生野菜のようなシャキシャキ感は押さえつつも、おいしい歯ごたえは残す。工夫次第でサラダも立派なおつまみになるんだなと、再発見。

キリンシティの看板メニューは、さっぱりとした赤身肉を塊で焼いた「あか牛の旨塩焼き」です。

注文を受けてから焼き始めるので、提供までに少々時間がかかりますが、このメニューは、ぜひぜひ食べていただきたい。下味につけられた強めの塩味が、赤身の肉の旨味をグッと引き立てて、控えめにいっても最&高。九州の甘めの醤油と、わさびをつけて味変してもおいしいですよ。

付け合わせは、クローブをまぶしてじっくりと焼いた玉ねぎのローストと、みんな大好き!フライドポテト。どちらもビールに合う完璧なチーム編成です。このチーム、強い。

最後にご紹介するのは、「自家製さくさくメンチカツ(発芽大豆ミート使用)」です。

言われなければ、これは完全にメンチカツ! ボリューム感のある見た目ですが、食感は軽め。衣はサクサクです。

「えっ、なぜ肉汁が?!」

ひと噛みすると、肉のような歯ごたえのあとに、ジューシーな肉汁が溢れます。歯ごたえの正体は、大きめの粒の大豆ミート。肉汁の正体は、チキンブイヨンと生の玉ねぎ。

これまで大豆ミートを使った料理を食べる機会は少なかったのですが、このメンチカツで大豆ミートのイメージがガラッと変わりました。この驚きをあなたと共有して、ぜひ乾杯したいです。

ビールを片手に日本を旅している気分

おいしいビールはもちろんのこと、フードメニューが充実している「キリンシティ」。どれも、工夫に満ちていた手作りの料理ばかりでした。ビール好きの胃袋をわしづかみにされた気分です。

ここでは紹介できませんでしたが、「キリンシティ」では、季節ごとにテーマ食材を決めてオリジナルの料理も提供しています。2022年8月のテーマ食材は、大分県産「太刀魚」、熊本県産「大葉」、新潟県産「とうもろこし」。9月のテーマ食材は、栃木県産「クレソン」、群馬県産「白ナス」でした。他にも日本各地の枝豆や、岩手県遠野産のパドロンも。

こうしてメニューを眺めていると、なんだか日本を旅している気分。次の旅の計画は、「キリンシティ」でビールと料理を楽しみながら、行き先を考えてみようかと思います。

その前に、もう一杯、ビールをおかわりしてもいいですか?


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