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かきもの |note はじめました

「かきもの」

使っているノートの余ページをぱたぱたとめくっている時に、気になっていたことがある。
昨今、溢れる毎日のニュースやチャットやたくさんの文字を流し込んでいるけれど、書くことのエネルギーがその分少なくなっている。

小学校中学年の頃、教科書に載っていた、虎が駆け回ってバターになる話、の続きを作文する授業があった。内容は忘れたのだけどスルスルと書き続けて、原稿用紙13枚くらいを一気に提出した。考え込みもしなかったし、流れるように頭の中に繰り広げられる想像劇を、夢中で書き取っていただけなのだが。先生から帰ってきた原稿用紙の最後に華丸とともに「将来は小説家ですか?」と小さく書き添えてあった。あぁ、自分はかくことが好きだったなぁとじんわり思い出すのだ。

社会人になってからは、メールや手紙の、かしこまった文章や温度の伝え方の正当さを考えるようになり、積み重なって書くことが少し億劫になっているのかもしれない。なので、あまり推敲せずに、素直に好きなものについて、短くても、落とし所がなくてもゆっくり書き溜める場所を作りました。
同時に、見えなくても相手がいた方が、長く細く続けられるかな、と思ったので公開もします。

しばらくは、自分が何が好きかを再確認するために、興味のあることとその背景をかき重ねてみようと思う。自分でも再確認を含めてあれこれを思い出すのは楽しい作業になりそう。自分はどういう人間だっけ?と素朴な疑問に自分が答える、不思議な空間へようこそ。暖かく見守ってください。



この下書き、驚くべきことに2020の2月初頭に書いていたみたい。溜め込みすぎず、さらりといこうと思います。笑


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