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共働きで娘3人を育てる夫としての家事戦略


 住んでいる九州地方特有のものなのかどうかはよくわからないが、「男子厨房に入らず」という考えがある。「今の時代には合わない」なんて常識的には考えそうだが、会社の先輩・上司たちは、やはり根強く残っていると感じる時が多い。
ただこの言葉は、これが主流だった過去に女性が厨房(台所)の家事をおもに担うことが常識的だった頃に、「(不器用な)男子は厨房に入らず(ていうか入って荒らさないで下さい。)」という意味も込められているのではなかろうか。
そう思えるほど、私の家の狭い台所は、2LDKに5人家族で暮らす私にとっての城と化している。

料理を作る時はそれほどでもないものの、コンロで煮焼きする間や、茶碗を洗いながら今日一日をおさらいしたり、今度の働き方など思案する時間となっている。
火をつけていることを理由に、調理中は子どもは滅多に立ち入らず、妻も私が全て台所を受け持つことに少しの後ろめたさがあるのか、あまり立ち入ってこない。

そんなふうにあまりストレスなく料理しているが、意外と得られるものは大きい。
私が妻を恋人にできたのも、結婚できたのも料理のおかげだと思っている。
妻だけでなく娘からも好かれ、今後思春期になっても娘の胃袋掴んでいる私は、それを武器にうまくやっていく自信が多少なりともある。無下にはできないだろう。

朝1時間、夕方1時間ほど自分の時間を台所で費やす。
仕事に8時間を費やすことに比べなんと有意義なことか。









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