DAY56

3/29（水）
今年もこの日がやってきた。毎年一回、この日はこれを聞く。
下北沢では数回見かけたな。
この曲を聞くとなんだか桜を思い浮かべるんだけどなんでだろう。

夫は夜から飲み会で出かけていくという新しいパターン。いいな、銀座のお寿司屋さん。

とはいえ昼間は書斎に篭りきりでトイレの時くらいしか出てこない。今日の家ランチはカオマンガイ。去年タイに行った時に買ってきたものだけど、便利でいい。ごはんにソースを混ぜて鶏肉を乗せて炊飯器で炊くだけ。たれもスープもついてる。タイで食べてたものとはそれは違うけど、雰囲気は味わえる。夫はかっこんでまた書斎へ戻っていった。北側に作った書斎。寒そう。エアコンはあるけどあまりつけたがらない。

夕方出かける夫にまたくっついて行く。駅ビルの中の無印良品と成城石井に行くため。
初めて駅まで自転車で行って駐輪。新しい世界だ。そして忘れてたけどこの駅ビルには崎陽軒がある。これからは季節のお弁当を逃さないで生きたい。

今日Twitterで流れてきたこのツイート。

東京の桜ほんとに凄いですね。北海道育ちの人間が東京に住むというのは、肌感では体験することのなかった日本のメインストリーム文化の記憶の足跡を一つ一つ辿るような気がして、とても楽しいです。桜とか、金木犀とか、小説に出てくる街とかね。 pic.twitter.com/C34PKVwjlg

— だいじろー (@DB_Daijiro) March 29, 2023

だいじろーさんは、我々がバンコク に行くことになってから見つけた、最初はバンコク在住だったYouTuberさん。紆余曲折あって帰国して、今は英語の人になっている。頭がいいし、おもしろいからとても好き。（今回は関係ないけど、彼のタイグリッシュネタが最高、彼のおかげでタイ人のことが嫌いにならずに済んだのでとても感謝しています）
彼が、東京＝日本のメインストリームと言っていて、まさにそれだと心が痛くなった。今わたしが抱えているこの痛みは、東京に憧れて長野から上京したのに、今じぶんがいるのが東京でないこと。SNSもテレビも雑誌もぜんぶ東京の話だったんだ、と今更ながら感じていて、今までいたメインストリームから外れた実感で押しつぶされそうになっている。
東京にいれば、SNSで見るお店はだいたい生活圏内にあったし、今日発売の本！てなったらちょっと駅まで歩いて買いに行けた。ゴミの分別もおおざっぱだし、めんどくさいつきあいもない。歩きと電車でどこでも行けた。
今はそのどれもがない。
完全な東京ロスにおちいっている。

今までできたことができなくなること。変化することを退化と感じてしまうこの感じ。春の空気と相まっておかしくなりそうでもある。
とにかく今はここにいるし、しばらくはここで暮らすことになるだろう。わたしはわたしを信じている。もがかないけどここからはいつか出られる。

じぶんの中身に目が向いてきたと言うことは生活が落ち着きつつあるということ。お店のこと、具体的に考えていこう。

夜ごはんはひとりなので、かまぼこ、きゅうり、トマト、お昼の残りのごはん、成城石井で買ったサラダ。久しぶりの成城石井。たのしかった。