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深夜に家を飛び出した日


こんばんは。

ちょっと感情を吐き出す場所が欲しくなり、
ひさしぶりにnoteを書きたくなりました。

期間が空きすぎて、
私自身前のとき何書いたっけ?となっています。
下書きに保存していますが、またの機会にそれは公開しようかなと思います。

今までの話と全然関係ない話ですし、
これは私のひとりごとですので、
暖かく見守っていただけたらと思います。

マイナスな内容ばかりです。



去年の秋頃からずーーっと仕事が忙しいです。

先輩がひとり退職されてしまったから。
しっかりされてて、仕事がしやすい方で、
普段はちょっとクールだけど、
話しかけたら必ず笑いかけてくれる方でした。

私が取引先の人に電話で嫌味を言われて、
しゅんとしてたら、こっそりチョコをくれたり、
優しくて、好きな先輩でした。


新しい方が入社されるまでの5ヶ月間、
私が先輩の仕事もすることになりました。
業務量がいきなり2倍になりました。
毎日残業をして、必死に働きました。

当時、私が一番下だったのですが、
「先輩が抜けた分がんばらなきゃ!」と
そのことばかり考えて毎日を過ごしていました。

最初はたのしかったです。
頼られるのはうれしいし、
誰かの役に立てるのもうれしいと思っていたから

2ヶ月ほど経って、
しんどいな…と思うようになりました。

仕事量が多すぎて、
もう何から手をつけたらいいのか分からない。
毎日あっという間に時間が過ぎる。

仕舞いには感覚が麻痺していたのか、
「あれ?なんか今余裕ある?」みたいな変な感覚になったこともありました。

しんどいと思いながらも、
頼まれた仕事をひたすらこなして、
有給も取らず、働いていました。

だけど、それからまた次の月になると、
また仕事が更に増えました。
そして、新しい方が入社されて、教育係にもなりました。

私の業務量は増える一方でした。
二倍の量をこなして、新しい方に仕事を振ったり、教えたり、資料を作ったり…

毎日慌ただしくておかしくなりそうでした。

それなのに私は頼まれる時点で無理だと、
間に合わないと分かるけど、断れませんでした。

だけど、仕事は待ってくれず、
どんどん私へ仕事の依頼が来ます。

ある日、仕事中に泣きそうになりました。
それはいつものように営業の方が私に頼み事があり、私がその説明を聞いていた時でした。

突然泣きそう、泣きそうだ。なんでだろう?

説明をする営業の方には見えていないだろうけど
仕事を頼まれるごとに目が潤んでいました。

その後、涙でそう!と思いトイレへ行きました。
何故か涙が止まらなくなりました。
嫌なわけじゃないのに、仕事頑張りたい、
早く戻って仕事やらなきゃ…と思いながらも
なかなか涙は止まってくれなくて、
5分ほどトイレにこもっていました。

それからまた頼まれて辛くなって、トイレで泣いての繰り返しを何度かしました。

辛いけど、頑張れるのは自分だって忙しいのに
文句を言わずに家事をしてくれる優しい夫と、
いつも話を聞いてくれる両親がいるからでした。

週に一度は仕事帰りに実家へ寄っています。
毎日残業している私に対して、父親から顔色がどんどん悪くなっていると心配されました。
「仕事を全部1人でやらなくていい」とも言ってくれました。

夜眠れなくなったり、
寝る前に仕事のことを思い出したり、
突然すごく嫌な気持ちになったり、
食欲が無くなったり、
土日は疲労で何もする気が起きなくてずっと寝て起きての繰り返しでした。

辛くて、職場から家までの帰り道で泣いたこともあったし、帰宅して夫がキッチンで料理してくれているのを見て泣いたこともありました。

それでも休まず仕事は続けていましたが、
ある日から「何でこんなことやっているんだろう」「何の為にやっているんだろう」と思うようになりました。

そして、2月の金曜日の深夜。
いつものように夫とベッドで寝ようとしていたのですが、なかなか眠れませんでした。

眠れなくて、このままベッドにいても
おそらく眠れないだろうと思いました。
それからリビングへ行きました。



すると真っ暗なリビングに入ったとたん、
ものすごく言葉では言い表せないような
嫌な気持ちになりました。
感じたことのない異様な感情でした。

リビングが暗いのは当然なのに、
「何でこんなに暗いんだろう…?」と、
部屋中が深い闇のようなどす黒い何かに見えて、
自分でも何故そのような気持ちになったのかは
分かりません。

それから突然苦しくなって、涙が出てきて、

「なんで私生きてるの?」と思いました。

これ以上頑張ってどうなるの?
これから先の未来は明るいのかな?
頑張っても何も報われないなら生きている意味がないのかもしれないと色々なことを考えていました。

今思えば、先の見えない暗い場所から
早く抜け出したかったのかなと思います。

当時の私は、冷静な状態ではなく、
「とりあえず外に行きたい」と思いました。

それからどうするのか考えてみよう、
一度外の空気を吸ってみよう、
最悪もう死んでもいいかも、
という気持ちもほんの少しありました。

こんなことで?と思われるかもしれません。

今こうして書いている私でさえ、
なんとかなるし、仕事はただお金を稼ぐ手段に過ぎないんだからそんな思い詰めるな!とも思います。

ですが、当時の私はかなり追い込まれていて、
自分に余裕がありませんでした。

それから、車で外に行くために真冬の夜中に
上着も着ず、パジャマで玄関に行き、そっと車の鍵を持って外へ飛び出しました。

すると、寝たはずの夫が急いで起きてきて、
「こんな時間にどこ行くの?」と聞かれました。

私は「寝れなくて、外に行って色々考えたい」と答えました。

それに対して夫は「危ないから一緒に行こう」と言ってくれました。

夫の優しさはすごく嬉しかったです。

でも、それと同時に私はこんなに優しい人を置いて何を考えていたんだろうとか、自分は本当に無責任で最悪な人間だとか、そんなことを一時でも考えてしまっていた自分がすごく情けなくてまた泣いてしまいました。

それから少しだけ正気に戻ることができて、
玄関は寒いからとリビングへ移動して、
もう一度「一緒に行こう」と言ってくれましたが、私は「いや、もう大丈夫」と断りました。

次の日は土曜日だけど、こんな時間に申し訳ないし、夫も大変なことはいっぱいあるのに私ばっかり弱音を吐いて、負担をかけたくないと思ったからです。

それでも諦めずに夫は何度も私に話しかけてくれて、
「一緒にドライブしよう」と寝室から二人分の上着を持ってきて、私にかけてくれました。

それで私はまた涙が止まらなくなって、
声をあげて泣いたのを覚えています。

こんな最低なことを考えていた私なのに、
優しくしてもらって、私がばかなことを考えていたのに、本当は寝たいはずなのにごめんねと。
だけど、それと同時に少し光が差し込んだような救われた気持ちにもなれました。


少しだけいつもの自分に戻れたので、
夫が車を運転してくれて、ドライブをしました。

車の中で小さなことまで全部話しました。

辛かったこと、職場に吐き出す場所が無くて苦しかったこと、断れない自分が嫌だったこと、
夫は共感してくれたり、自分が思っていることを話してくれました。段々と夫のおかげで笑顔で会話ができるようになりました。

コンビニ行って、お菓子や飲み物買ったり、
結局2時間半ほどドライブをしました。
気づいたら4時半でした。

それで、色んなことを考えました。

思い切って心療内科へ行ってみようか、
転職をしようか、少し休職しようかなど。
病院を調べたりもしていました。

でも、そうすると他の人もまた忙しくなる。

私は悪い意味で責任感が強いのかなと思います。
頭では「本気で仕事をする必要はない」とは
分かっているのに、いざその立場になると必死になってしまいます。周りの人も大変だろうからとか、余計なことまで考えてしまいます。結果、無理して頑張ろうとしてこんな状態にまでなってしまいました。

それから春になってもう残業はやめて、
毎日定時で帰るようになりました。

職場から出ると外が明るくて、とても晴れやかで新鮮な気持ちになりました。

結局、病院の受診はしませんでしたが、
当時の私はセルフチェックだと鬱のような症状でした。鬱の一歩手前のような感じです。

自分がまさかこのような状況になるとは思ってもいませんでした。

休むことが悪ではないし、休息も必要です。
たまに鬱は甘えだとか、休むことは甘えだと
人の気持ちを考えずに発言する人も稀にいます。
ですが、そんなことはありません。

環境次第で誰にでも鬱になる可能性はあるんだなと学べる良い機会にもなりました。
あんな風にはもうなりたくないです。

沢山残業して、残業代を貰えたとしても、
私の場合は犠牲にしているものが多すぎることに気付きました。

残業しても仕事は終わらない、
残業してくれてるからと逆に仕事が増える、
平日はご飯食べて、お風呂入って、寝るだけの繰り返しで本当の意味では心身ともに休まらない。
疲労で好きなことをできる気力と体力がない。

出来ないことは無理にせず、断ってもいいし、
キャパオーバーになるような仕事量をさせて、
何も改善しようとしない会社が良くないので、
私自身に問題があるわけではないと思うようになりました。実際に上司に何度も伝えましたが、結局はその場しのぎの言葉だけで、何も行動してくれませんでした。

私は会社の為ではなく、
今のこの幸せな生活をずっと続けていく為にお金を稼ぐ手段として仕事をしているだけです。

本当は働きたくないし、できることなら楽にして生きたいよ…

長くなりましたが、私が伝えたかったのは、
一人で全部を抱え込んだり、会社に対して心が壊れるまで仕事をする必要はないから無理しないでね!ということです。

そんなこと言って自分が無理しすぎたので、
人のことは言えませんが。笑

今も問題は色々とありますが、以前よりも楽な気持ちで仕事ができています。

わたしの情けないお話を長い時間、最後まで読んでいただきありがとうございました。

また更新しますね。

おやすみなさい。

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