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東日本自転車旅 11日目 いわきー郡山 71km

5時過ぎに起床。6時に出発予定だったけどテントがなかなか乾かず6時半過ぎに出発。
福島に入って最初の目的地はカッパ村。カッパのオブジェがあるB級スポット。なんかA級の観光地に全然行ってない気がするけど大丈夫かな。
カッパ村までは65kmくらいで登りもぼちぼち。
上りと下りがかなり短いスパンで連続するから挫けそうになりながらも頑張って走る。
走り続けて、気づけばお昼を少し過ぎていた。腹減りすぎて何でもいいから食べたくて、すき家に入ってしまった。すき屋うめえ。安いし。ちょっと休憩してすぐ出発。
カッパ村は地元の温泉の近くの土地がつながったスペースにあった。下里工芸というお店の敷地内なのかな。今はもう営業してなさそう。
オブジェも草に囲まれてて廃墟感マックス。
カッパ達もボロボロでなんとも言えない感情になった。とくにきて良かったということもないけど、あの虚無な感じは嫌いではない。なぜこの空間が生まれたのか。作品がある以上、そこには製作者の意思が存在する。当たり前だけどなんでも自然発生的に生まれるものじゃない。特に調べても詳しいことはわからないし、おそらくこの作品たちが保護されることもないだろうから数十年後にはもう何も無くなっているだろう。
特にこれといって特別な感情が湧くわけでもなかったけど、ここに来ないとそういう感情にすらなれなかったという意味では来れてよかった気がする。カッパ可愛かった。


そして次の目的地、道六館へ。広くはないがとしっかりした秘宝館。
道六館自体はデコ屋敷という張子人形の民芸の産地の中にひっそりとある感じの建物。彦治民芸でお金を払うとコインがもらえて入れるシステム。
おそらく彦治民藝の誰かのコレクションだろう。
中はというとショーケースにぎっしり性玩具や骨董品が展示されている。面白系もあればしっかり作品にしているもの、パロディっぽいものなどなど。
こういう作品が作られた当時も今と同じでやっぱり表に出せないような位置づけだったのかな。こういう作品を作ろうと思った経緯や考え方が気になる。中にはかなり凝っていて、ふざけるにしても本気出しすぎだろと思うものもある。
あの技術力があってユーモアもあるってのがすごく良い。
これからも秘宝館は残って欲しいし、他の人に受け継がれながら一定の位置づけで多くの人が見れるような環境を残して欲しいな。
写真は禁止なので是非、福島に行く時は行って自分の目で見てきてほしい。

郡山までは1時間くらい。今日は本当に疲れた。もうベッドで寝たかったのでビジネスホテルを予約。
朝食付き、洗濯機付きで4800円ならまあいいだろう。
郡山は気になっていたキャプテンマザーシップという古着屋だけ行ってみると、ちょっと独特だけど優しい女性のオーナーがいた。てっきりバキバキのアメカジのおっちゃんかお兄さんがやってると思ってた。山形から来ている若者と少し話してtシャツとバッチを購入。
tシャツの品揃えがエグかったなあ。しかし今日買ったこのTシャツ、どういう意味なんだろう。未だによく分からない。そこもまた良いんだけど。

ホテル着いて休憩してから近くの居酒屋で飲んで就寝。
ちょっと飲みすぎたな。今後控えよう。ベットで寝れるの幸せ。
最近ちょっと自分に甘い気がする。明日明後日は野宿かな。



朝飯コンビニ 500円
昼飯 800円
道六館 400円
ホテル 5000円
晩飯 3200円
tシャツバッチ 3500円

合計 13400円

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