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クールナイト

そういえば、こういうのを「AOR」って言ってたっけ…。

[PAUL DAVIS "Cool Night" 歌詞と自己流訳詩]
I sometimes wonder why
All the flowers had to die
悲しいね
どんな花もみんな 
いつか枯れていってしまう
I dream about you
And now, summer's come and gone
ぼくはずっと君のことを思っていたけれど、
あの夏はいつのまにか過ぎ去ってしまった
And the nights they seem so long
Come on over tonight
Come on over
また長い夜がやってくる 
今夜だけでも そばにいてほしいのに
It's gonna be a cool night
Just let me hold you
By the firelight
きっと寒い夜になる 
君を抱きしめたい あたたかな炎のそばで
If it don't feel right
You can go
それが無理なら、しかたないけれど
Oh-oh, when the cool night
Brings back memories
Of a good life
こんな寒い夜には 楽しかった頃の思い出がよみがえってくる
When this love was not so old
あの頃は 僕らの愛はこんなに古びていなかったのに

切ないなあ。
いや、この人のカメラ目線が、ではなく…。

あなたのことをずっと考えて
燃え上がった夏の恋。
季節は過ぎ去って、
でもまだ燃え残った僕の心は、
凍えた胸を抱えて、
夜を乗り越えられない…。

ずいぶんな意訳ですみません。
でも、こういうシチュエーションの胸の痛さに
共感しない人はいないよね。
みんな恋の前科持ちだもの。

1981年発表。「クールナイト」で始まるこのアルバム、まさに80年代を思い起こさせる甘酸っぱい名曲ばかり。「カフェバー」とか「トロピカル」なんて言葉が思い出されて、切ないような、照れるような。

しかし、Amazonで8000円? 高いなあ。おんなじCDでも、ポールさんの顔アップのジャケットだと千円もしないんですが。しかし、やっぱりこのジャケットだよなあ。正しき日本のバブル時代のCDジャケット・デザイン。

ポールさん、2008年すでに故人となられています。享年60歳、なんと、今の自分と同じ(!)

(トップ画像→ Gary J. Wood


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