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好きだからこそ「熱意を持って楽しくおもしろがる」/We are SAC #06

Septeni Ad Creative(SAC)社員が思いを語る「We are SAC」シリーズ。#06はクリエイティブ・プロデュース部責任者の畳(たたみ)洋平です。

「熱意」と「おもしろがること」を重視する畳の考えは、まさにSACが大切にしていること・・・

マネージャーとしての苦悩も赤裸々に語ったインタビューをどうぞ!

番組制作会社での経験、そしてSACへの入社

社会人のスタートは、新卒で入ったテレビ番組の制作会社です。両親がテレビ関係の仕事をしていた影響もあり、小学生の時に「踊る大捜査線」のドラマを見て興味を持ち、映像制作に関わる仕事をしたいとずっと思っていました。

その会社では、地上波の番組ADや、地方局への番組販売、DVD制作、動画コンテンツの制作、イベント企画進行など様々なことに携わりました。その中の1つが、広告代理店と一緒にWEBのプロモーション動画の制作を行う仕事でした。ハードな環境で大変でしたが、クライアントや広告代理店と一緒にやりとりをしながら制作をしていく、ということが自分にとって、とても楽しい経験でした。

その時の楽しかった経験が数年を経て、クライアントに対して制作を行う広告の仕事への興味につながり、さらにセプテーニとの出会いにつながりました。

2017年5月、セプテーニのグループ会社であるSepteni Ad Creativeへ、動画プロデューサーとして入社しました。SACが会社化されて2ヶ月目というタイミングであり、配属されたチームとしても、スチールの撮影を主に行っていたところから、動画撮影を少しずつやり始めて半年、というような時期でした。

最初は撮影の手伝いをするところからスタートしました。当時のチームに撮影の経験者がいなかったのもあり、僕の経験からすると、撮影の準備などに無駄が多く、プロセスのクオリティに改善の余地があると感じました。そのため、徐々にスケジュールの組み方や香盤表の準備など進め方の整備をし、また社外のカメラマンとの引き合わせなども行い、チームとしての動き方も全部を1人が担当していた形から少しづつ役割分担ができていきました。

また並行して、札幌のチームが合流したり、撮影機材を一式揃えたり、東京・札幌にそれぞれ撮影スタジオを構えたり、と環境も変化していきました。僕個人としても、入社から約1年後にマネージャーになり、現在のチームの元の形ができていったように思います。

チームとして描いている未来

現在は主に、動画やスチールの撮影・制作をチームとして行っています。これまでは、主にセプテーニグループからの依頼に対して100%以上で応え、尚且つ数多くの対応をしていく、というのが中心だったのですが、今はそれに加え、外部との取引も増えてきました。そのために、自分たちの武器となるプロダクトを新しく作るための研究をしようとしています。

動きの軸としては2つあります。1つは売上につながるものを作ることであり、これまでの自分たちの経験や、得意とするものを組み合わせることで、オリジナルの商品を開発することです。もう1つは自分たちの価値を高めること。例えばVRの撮影や音声広告など、新しい領域に対して自分たちの体験を積んでいこうと思っています。体験によって、新たな商品になり得るかを考えていくことにもつながり、また依頼として発生した際にも体験していることが役に立つと思っています。2つの動きを通して、いろいろな挑戦をしていこうと考えています

目指す未来としては、「自分たちがかっこいいと思える映像を作れるようになる」ことです。広告制作というのは、目的としてクライアントの思いや意向があるため、自分たちがかっこいいと思うものと両立するのは、時として難しい面があります。それでも僕たちは、自分たちがかっこいいと思い、さらにクライアントからも喜ばれるクリエイティブが作れるチームになりたいと思っています。

そのために、特に札幌のチームについては、北海道で一番イケてるクリエイティブ制作チームにしたい、さらに、ラボとしての機能も持ったチームにしたいと思っています。そのためにも、日々の撮影に加えて研究を積極的に行っていきたいです。そういった研究を材料として、かっこよさを兼ね備えた説得力のある提案を実現できるよう、チーム全体で進んでいきたいです。

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マネージャーとしての苦悩と新たなスタート

個人的にこの1年位、マネージャーというものに悩んでいました。僕の経歴の中で、SACに入るまでマネージメントという職種に出会ったことがなく、マネージャーというものがよくわかっていませんでした。

自分なりにマネージャーという仕事をやってはいたものの、僕自身やチームに対する期待が変化していく中で、チームとしてのビジョンや運営に対して、上司から指摘を受けるようになりました。そしていろいろ考えてトライしてみるもののしっくりこない、という状態が続きました。

その状態が大きく変化したのは、チームメンバーのおかげです。特にメンバーの1人がスペシャリストとしてマネージャー職になったことで、今まで自分1人でチームのことを考えていたところから、一緒に考える体制ができたことが大きな転機になりました。僕があまり経験してきていない教育などを彼女が担ってくれていることで、チームとしても補完しながら運営ができるようになりました。最終的に決断するのはチームのマネージャーの僕ではありますが、2人で考え進めていくという新しい形ができたことで、とても助けられています。

メンバーの採用に関しても、非常に判断を迷う場面があるのですが、この体制になって価値観を共有してきたからこそ、自信を持って判断ができるようになってきました。これは1人でやっていた時にはできなかったことかもしれません。

ここに至るまでに、メンバーの退職などつらいこともありましたが、今はそれも何かを変えていくチャンスになり得ると考えられるようになりました。また、マネージャーの仕事の大事な1つは、メンバーの輝く場所を作ることだということにも気づくことができました。今はチームの新しいスタートラインに立てているような気がしています。

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大事にしたいのは熱意とおもしろがれること

働いていく中で、一番大切だと思っているのは熱意です。映像・撮影・クリエイティブ制作など何でもそうですが。興味があって熱意のある人、それを本当にやりたいと思っている人と一緒に働いていきたいと思っています。それは本当にやりたいと思っていないと続かないと思うから。僕自身、今35歳で、あと30年位は働いていかないといけないですが、好きじゃないとそんなに長い間やっていけないと思っています(笑)。

もう1つは、何でもどんなことでもおもしろがれること。これは持論ですが、やる以上はどんな環境でも楽しんだほうがいいと思っていますし、楽しんでいる人のほうが良いものを作れると思っています。僕自身これまで、体力的にも精神的にもつらい仕事はいっぱいありましたが、どこかで楽しんでいたからこそやってこれたのでは思います。

特に僕らの仕事は、同じものを繰り返すことがほぼないです。毎回違う機材、スタッフ、キャスト、撮影場所と、変化が多い環境だからこそ、変化を楽しむことが必要だと思っています。変化が多いことは大変なこともありますが、楽しいこともたくさんあると思います。何を楽しいと感じるかは人それぞれだからこそ、どこをおもしろがれるか、が大事じゃないかなと思っています。

僕は社内の表彰イベント(SACアワード)や、部門を超えた横断プロジェクトにも参加をしているのですがこれらも、動機としては「なんだかおもしろそう、楽しそう」というものです。

特にSACアワードは第1回から、直近の第6回(2020年11月に実施)まで全て運営として関わっています。コンテンツの内容などを考えることも楽しいですが、参加してくれた会社のみんなが喜んでいたり、笑ってくれたりすることがとても嬉しいです。狙って作ったところについて、ウケてくれていたら超快感です(笑)。第6回はオンラインで実施しましたが、slackで会社のみんなが反応してくれていたのが嬉しかったです。

自分が楽しんで関わっていることが会社への貢献にもつながると、それはすごくハッピーなことだと思います。僕自身が、横断プロジェクト等も含め、自分がおもしろそうだと思ったり、この人たちと一緒だったら楽しいだろうなという動機で関わっているため、それが結果的につながっているいまの状態は理想の形だと思っています。

今後もまずは自分自身が楽しむ・おもしろがる、ということを大事にしながら、チームや会社の目指す未来に向かっていきたいです。

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