移住1年2ヶ月で子供が抱える英語学習の意外なストレス
いくつか前の記事で移住から1年経った子供達の英語力について書いた。
1年経過時としては「まあまあこんなもんでしょ」と問題はなかったんだけど、最近英語について次男(14歳)がストレスに感じていることがある。
それは、周りに英語やポルトガル語の上達が遅いと思われていることだ。
学校の先生には、
「英語をもっと頑張りなさい」
と言われ、
テニスコーチにはフランス人のチームメイトとポルトガル語を比較され、「〇〇は一年半でほぼ完璧に話せるようになったぞ」
と言われ・・。
これを読んでくださっている日本の方には理解していただけると思うのですが、母国語が日本語の私たちにとっては大変なんですよね、本当に。
幸か不幸か、次男の通うインターの中高(MYPとDP)に日本人はうちの子しかいません。
新しいインターなので、今まで数える程度しか日本人の子供は在籍していません。その数える程度の過去に在籍した日本人の生徒も駐在のお子さんなのか、2, 3年でいなくなってしまい、MYPからDP卒業まで在籍した生徒はいないようなのです。
先生達は日本語が母国語の人間にとって、英語習得がどれだけ難しいのかってことが分かっていないんですよね。
現地ポルトガルか他のヨーロッパからの生徒がほとんどなので、そりゃあその子たちにとったら遥かに簡単でしょうよ。
ポルトガル語にしたって、フランス語、イタリア語、スペイン語と共通の単語は多いし、文法だって似てるし、言語としては親戚(ラテンルーツ)みたいなもんじゃないですか。
テニスクラブだって過去に日本人が在籍したことないし、コーチだって日本語勉強したことないんだからどれだけ違うのか、難しいのかってことも感覚としてわからないんだろうなあ。
なんだか
「とっても頭の悪い、できない子」
みたいに思われているようで嫌なんだって。
もちろん親の僕たちは100%理解しているし、いつも上達ぶりを褒めています。
まあ仕方のないことなんだけど、今のこの状況は次男にとってかなりストレスみたい。これも乗り越えるしかないんですけどね。
しかし、この状況をポジティブにとらえたら、素晴らしい環境だよね、と次男には伝えています。
他の多くのヨーロッパやアジアのインターには日本人の生徒が複数在籍しているので、どうしても日本人同士で話してしまう、というのをよく聞くよと。君は一歩家から出たら嫌でも100%英語を話すしかないからね、って。
いまは悔しくてつらいかもしれないけど、大人になったらきっと「この環境にいてよかった」って思えるようになるんじゃないかな。なるといいな。
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