続・本の散歩 40/69@江東区 亀戸天神社
『神さまたちの季節』芳賀日出男。芳賀は祭りや行事を撮り続けた民俗写真家。日本各地を歩き、土地に残る伝統文化と人々を克明に写し出した。あぁ元来日本人は大らかだったのだ。祭りが神のものとしたら、今は“神さまたちのいない季節”か。が、検索したらどこの祭りも昨年今年と中止しているようだがまだまだ健在のよう。神さまは人々が放棄しない限りきっと待っていてくれる。かつて村祭りの日、わたしはみんなの楽しげな様子に溶けこめず物悲しい気分になったが、あれは何故だったか。祭りのざわめきを感じながらそぞろ歩きする日が待ち遠しい。この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？