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(その3)ライブオファーの正しい受け方。

2日に渡ってライブのオファーの受け方を書きました。ポイントを再度押さえておくと、

即返事
条件と期日の確認
条件を盛ってから下げる
即決、即告知可能のキラーワード
飴と鞭

です。ここまで出来れば完璧に近いですが少し補足します。

ライブオファーを受けるということはこちらの土俵で交渉できるということです。優位に話を進めることができます。もしスケジュールの関係で出演できないとしても、次に繋げることを考えます。例えば

「〜や〜とぜひ対バンしたいです。」
「5月ならスケジュール調整できます。」
「対バンが合いそうなバンドあれば教えてください。」

つまりオファーを受けた時にこそ逆オファーしてください。

ライブハウスと継続的に繋がりが持てるような言葉を残しておくとブッカーも何か考えてくれるかもしれません。ブッカーは日常的に多数のバンドとやり取りしてますが、最後に印象付けておけば覚えて貰えます。何かしらでバンドに興味を持ってくれたんです。例えあまり良さそうでは無いイベントのオファーだったとしても味方に付けることはとても重要です。前向きで積極的な姿勢を最後に見せておいてください。

ライブハウス界隈では口コミも一気に広がります。一つのライブハウスの一人のブッカーとのやり取りが界隈で広まることもあります。気を付けると同時にそれをうまく利用してください。

最後に付け足しです。ここからはオマケと思って気が向いたら読んでください。

ギャラ交渉についてです。あなたがオファーする立場でもし「ギャラ3万円」「ハーフバック」どちらが重く感じますか?「ギャラ3万円」だと思います。チケット代3000円でハーフバックなら20人で3万円に達します。「ハーフバック」を提示した方が良いです。それは

「宣伝に協力します」
「動員力に自信があります」

と暗に言ってることになります。しかも低姿勢です。ライブハウスのリスクは軽減します。ライブハウスからの受けも良いです。しかも21人以上呼べたらギャラ3万円より売り上げは大きくなります。良い事しかないので「ギャラ」より「ハーフバック」をおすすめします。ある程度有名になり、そして名前ほどお客さんが呼べなくなった時に「ハーフバック」から「ギャラ」にシフトチェンジします。ですが「ギャラ」にシフトチェンジしたバンドは「お客さんそれほど呼べません」と思われることもありますので気を付ける必要があります。


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