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メジャーデビューのメリットとデメリット。

メジャーデビューというのは大手のレコード会社にあなたの才能を認められることです。投資の価値があるとみなされた証です。そのこと自体に価値があります。そしてそれを多くの人に「あなたの才能が認められた」ということを知らしめることができます。それ以上の価値があるか否かはあなたの考え方次第です。

メジャーデビューとはノーリスク低リターンをあなたが選ぶことです。

メジャーレコード会社所属になるとレコーディングやMV、その他の制作、宣伝費をあなたが負担せずにすみます。低リスクです。ノーリスクと言っても良いかもしれません。そのかわりそれらにまつわる売れ上げや権利を取られ、活動に多くの制約が伴います。

あなたのバンドの売り上げでCDバブル時代に膨れ上がったレコード会社の膨大な社員を食わせなければなりません。原盤権、出版権、その他多くの権利を明け渡すことになってしまいます。活動するにも全てレコード会社と相談しないといけなくなります。全てのことに関して決定が遅くなります。興行やライブ出演のギャランティー、物販の売上や権利に関してもレコード会社に取られることも契約内容によってはあるようです。レコード会社はますます事務所化してるしそうせざるを得ません。

メジャーレコード会社と契約すると売上に対するあなたの取り分は激減します。

昔と違ってレコーディングやMVの制作のハードルは格段に下がりました。メジャーレコード会社に所属してないとレコードが出せなかったんです。今は簡単にリリース出来ます。それも世界に向けてです。SNSの出現で宣伝のハードルも下がりました。昔はテレビスポットやドラマの主題歌一発でミリオンセラーでしたが今はどうでしょうか。SNSでバズるにはお金はかかりません。あなたの才能とセンスです。逆にいうとお金をかけてバズらせることは不可能です。更にはメジャーレコード会社に所属するとSNSを使う際の制約も出てきます。

まとめると、メジャーレコード会社に所属する最大のメリットはバンド活動における多くの費用を出してくれることです。デメリットはあなたの取り分が激減することです。

これのデメリットの部分がメジャーデビューを以前ほど喜べなくなった理由です。


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