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(その2)ライブオファーの正しい断り方。

オファーは受け方以上に断り方の方がはるかに重要です。なぜなら出演を決めた時は以降もやり取りが続きますが、断る時はそこで会話が終わるからです。それが最後の会話になり、それがあなたのバンドの印象を決めます。断られた方は断った方よりはるかにそのことを記憶します。

断る時ほど早く返事することは昨日書きました。今日はそのための方法を書きます。

バンド内で白紙のスケジュールの部分の考え方を共有しておきます。例えば、5月はリリースがあるので積極的にライブに出演する、6月はレコ発があるので基本的にはライブは増やさない、などバンドとしての考え方を共有してください。バンドによっては、例えば宇宙団というバンドはLINEグループなどで毎日のように密にコミュニケーションを取ってます。それもあり、宇宙団は常に返事がとても早いです。

ノルマがあるなら出ない
火曜日と水曜日は出ない
東京以外は出ない
対バンが5バンド以上は出ない
女性ヴォーカルだけで揃えた企画は出ない
あのバンドが出るなら出ない
あのライブハウスは出ない
あの主催者の企画は出ない

などなど断る理由が明確ですぐ返事出来る具体的な条件を最初から決めておくとオファーのメールを見てすぐに返事ができます。何度も書きますが返事はスピードが生命です。特に断る時は非常に大事です。失礼に当たるようなことはオブラートに包む必要がありますが、出来る限り具体的に出演できない理由を伝えてください。次回も同じ条件でオファーがあるなど、お互いにとって時間と労力の無駄になります。もちろんスケジュールが被ってる時はすぐに断ってください。

もしとても興味深い企画内容であるにも関わらずスケジュールなどの事情でこ断わざるを得なかった際はしっかり次に繋げておきます。以下に文面の例を挙げておきます。

「今回はスケジュールの事情で出演が叶いませんでしたが、とても素敵な企画なのでぜひまたオファー頂きたいです。6月の2週目以降の平日であればスケジュール調整できると思います。ぜひ〜と対バンしたいです。バンドのメンバーさんにもどうかよろしくお伝えください。今後ともどうか引き続きよろしくお願い致します。」

などとスケジュールや対バンの希望を具体的に伝えて返事をしておけば良いと思います。ここまで出来たら100点満点です。

断る際だけではありませんが、オファーの返事は端的に具体的に、が基本中の基本です。余計な美辞麗句は不要です。

最後に大切なことを付け加えます。もし失礼なオファーがあった時も無視したり逆に失礼な返事で返すことはしないでください。こちらは大人の対応をとって機械的な文面で良いので速やかにお断りのお返事をしてください。無用な諍いこそ時間と労力の無駄です。

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