蝦夷野ごうがしゃ

2020年夏より俳句を本格的楽しむようになりました。 作品を作り出すだけではなく、俳…

蝦夷野ごうがしゃ

2020年夏より俳句を本格的楽しむようになりました。 作品を作り出すだけではなく、俳句や詩に感じていることをとつとつと語っていきたいと思います。 2022年旧正月朔日

最近の記事

「 あしらの俳句甲子園」が終わった。 両日とも仕事だったから、実況めいたものをXでちらちら見ていた。 一度は参加してみたいと思っていたけど、思いっきりその気持ちが萎えた。 僕なんかが太刀打ちできる場所じゃない。 松山が急に遠くなった。

    • 季語「かえりばな」についての一考察

      夏井いつきの一句一遊 の兼題「かえりばな」の放送が終わった。優秀句に選ばれた句はどれも素晴らしい句だった。 夏井いつき組長のブログでも紹介していただいたが、同音の「帰り花」「返り花」「かえり花」について考えたことがあった。せっかくなので、その推敲を留めておきたいと思う。 動機 考え調べた動機は、「夏井いつきの一句一遊」がラジオ放送のため、その文字の違いによる作品への影響がわからないなと思ったことだった。兼題を考え実作する中で、同音のそれらがどう違うのか、それをとらえな

      • 備忘録 季語のこと「嵯峨大念仏」

        季語「嵯峨大念仏」のメモを置いておこう。 嵯峨大念仏 さがのだいねんぶつ(9音)  傍題 嵯峨念仏 さがねんぶつ(6音)     嵯峨大念仏狂言 さがだいねんぶつきょうげん(12音) 解説 嵯峨大念仏狂言のサイト   嵯峨大念佛狂言Webサイト (sagakyogen.info) より抜粋 ふむふむ…。 では、なぜ春の行事の季語なのだろう…。 ま、措いておこう。 うむ…。 最初は少人数だったものが、だんだん人が集まるようになった念仏を唱える祈りの場だったのだな。 人

        • 言の葉を春の灯として手渡さん いさな歌鈴

          ロシア大統領プーチンの指揮のもとのウクライナへの本格的侵攻が始まって3週間が経とうとしている。 3週間、21日、504時間、30,240分…。 それよりも前から続くシリアの惨禍がないかのように挙国のキャンペーンが張られているのにはすこし鼻白む感もほんの少しだけ僕にはあるが、それでもやはり届いてくる映像を見るにつけ、心が痛んで仕方がない。 首都キエフの地下道で市民が避難生活を続いているとの報に、一片の詩を思った。 ジャック・プレヴェールがこの詩を書いたのは、第二次世界大戦

        「 あしらの俳句甲子園」が終わった。 両日とも仕事だったから、実況めいたものをXでちらちら見ていた。 一度は参加してみたいと思っていたけど、思いっきりその気持ちが萎えた。 僕なんかが太刀打ちできる場所じゃない。 松山が急に遠くなった。

          せきをしてもひとり (咳をしても一人)  尾崎放哉

          noteでの初めての独白。 さて、どこまでいつまで続くのやら。 10年前には日常ブログを書きつけてもいたのだから、まぁ、web-monologueは初めてじゃない。肩に力をいれずにいこうと思ったり思わなかったり(笑)  noteを付け始めるのは、やはり、憎むべきcovid-19による分断のせいだ。分断と閉塞でたまった澱を放出開放して、澱にとられそうな足を解放して介抱する手段。だから、covid-19の潮が引けばこのnoteも放置されてしまうかもしれない。  数日前に職場

          せきをしてもひとり (咳をしても一人)  尾崎放哉