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呉服販売の現場から その4

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本日のお題:呉服販売の現場から その4
呉服のきくや本店:https://www.kikuya.shop/

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これを書いているのは10月4日火曜日なんですが、秋だというのにまだまだ暑い日が続きますね。10月からは袷の季節ですが単衣でも暑いくらいの気温です。よく言われることですが、もう衣替えルールなんてのはあくまでも参考で、その時の気温に合わせて心地いい着物を着ればいいと思うんですがいかがでしょうか?

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■呉服販売の現場から その4

三週前からの続きです。先週お読みで無い方はnoteで「きくやてんちょ」で検索していただくとバックナンバーをお読みいただけます。

このシリーズの冒頭に書いたように大阪の某呉服チェーン店が強引な販売をしてるとのことで自治体が店名公表に踏み切りました。以前からいろんな意味で有名な店ではあったので今回の件もさもありなんという感じではありますが、その一方でマスコミの論調を見ると一方的な視点に偏っているように感じました。いや、決して強引な商法を擁護しているわけではなく、その店を批判するにしても呉服販売の現実を知っていただかないと的外れな批判となるため、一連のメルマガで取り上げさせていただきました。

あくまでも私が経験してきた中ではありますが、売買の主導権を握っているのはお客様側であって、呉服店側は店に来られた方に販売することしかできませんし周りを囲んで恫喝するように押し売りすることもできません。この時代、そんなことすればその足で警察にいって「監禁された」と訴えられるのがオチですので。

私も全ての呉服店を知っているわけではありませんので、当然一部不心得な店もあることと思います。お客様が来られたら「もう逃がさない」とばかりに押し売りするような店もないとは言えません。しかしほとんどの場合は先週から書いているようにお客様主導でもてなし、誠意を持って販売しているんですよ。まあそのうち一定数の販売員は熱心を通り越して強引とも言える販売をしているであろうことは否定しませんが。

呉服店が扱うのは1000円や2000円の商品ではなく、数十万、時には数百万の商品です。当然それなりのおもてなしを求められるし、強引に押し売りしたからといって買えるような商品でもありません。しかしニュースなどをみるとお客様の首根っこ掴んで周りを取り囲んで耳元で「買え!買え!」と怒鳴って買わせたような報道の仕方で、ずっと業界を見てきた私としては非常に違和感を覚えるんです。

いや、そう書いてしまうとまるで強引な販売は一切ないと擁護しているように見えてしまいますよね。私はどちらかといえばそれほど強引な販売をする店とは縁がなかったので、本当に強引なことをする不心得な店のことを知らない可能性は十分にあります。

しかし、だいぶ以前に破綻した某呉服チェーン店も実はその店の悪口を言うお客様って意外なほど少なく「うちの営業はいい人だったのにな」というような話ばかりが耳に入ってきます。いろんな話を聞けば聞くほど苦情を言っている人が見えてこないというかなんというか…。何度も言いますが、強引な商法については全く賛同致しませんが、「いろいろ勧められたけどお土産もらって帰ってきたわ、あはは」という方はいても「強引に売りつけられて返品できなくて困ってる」というのはあまり耳に入ってこないんですよね…。

その一方で家族、主に息子さんや娘さんから「呉服店に無理やり販売された」という話は聞くことがあります。他店の話ですので私はなんとも言えず「それは大変ですね」というしかないのですが…。

私は業界側の人間ですから消費者の生の声は入ってきにくいと思います。それに私の知っている店は普通にお客様ファーストで営業している店ばかりですので知識の範囲も偏っているでしょうし限られてもいると思います。周りを囲まれて押し売りのように売りつけられたという方も少なからずおられるでしょう。それはあってはならないことです。

こうして報道されるということは、多かれ少なかれそういった事例が見られたということですからそれは真摯に反省し、改善し、お客様に寄り添った販売をしていただきたいな、と思っております。

最後に、万が一不心得な店に出くわしてしまって周りを囲まれて購入しないと逃げられない、伝票も書かれてしまった、ローンの申込書も書いてしまった、という場合の逃げ方を書いておきますね。

まずは展示会などで購入の契約を結んだ場合はクーリングオフが適用されることが多いです。ただし自分から店舗に足を運んで契約した場合適用されない場合もあるので気をつけてください(著しく有利な特典などで店に行った場合は適用されることもあるようです)。クーリングオフは「自由に契約を破棄できる魔法の法律」ではありませんのでくれぐれもご注意ください。

クーリングオフ適用外の場合、ローンで購入した場合は必ずローン会社から「確かに自分の意思で購入しましたか?」という確認の電話が入ります。そこで「無理やり購入させられて申込書を書かされました」という意思を明確にすればローン会社は「それでは販売店を話し合ってください」というはずです。

申込者がそういう意思表示をした以上絶対にローンは通らないです。あとで販売店から電話なりなんなりあるかもしれませんが、展示会場で周りを囲まれながらのアウェイではなく、電話がかかってくるなり家に来るなどのホームですから強い意思で断ってください。

まあ本来そういうことがないのが一番なんですけどね。

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発行:新品とリサイクル着物 呉服のきくや
住所:大阪市大正区泉尾3-15-4
電話:06-6551-8022
https://www.kikuya.shop/

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