見出し画像

ビーツの健康効果

 ビーツは好きな食べ物の上位には入っていないかもしれませんが、その健康効果や栄養についての噂は広まっています。 例えば、European Respiratory Journalに掲載された新しい研究( new study)では、ビートジュースを飲むと慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者の血圧が著しく低下することがわかりました。また、Hypertension Journalに発表された別の研究では、ビートジュースは血圧を下げる薬と同等の効果があり、(何よりも)悪い副作用がないことが示されています。

 実際、Nitric Oxideに掲載された研究によると、硝酸塩を多く含む食事の一部としてビートジュースを飲むことは、脳への血流を増加させ、認知能力を向上させることにもつながると報告されています。
 
●ビーツを食事に取り入れるべき理由
 病気の予防からスポーツのパフォーマンスまで、ビーツの効能は想像以上です。以下に、ビーツの最も魅力的な9つの効能を紹介します:

1. 食物繊維と主要栄養素が豊富
 食物繊維は腸の健康と満腹感の持続につながります。ビーツには、ビタミンC、カリウム、葉酸、マンガンも含まれます。 また、ビーツには栄養素が豊富に含まれているため、臓器、神経、骨の健康や免疫システムのサポートに役立ちます。

2. エネルギーとスタミナの増加
 ビーツにはエネルギー源となる健康的な炭水化物がたっぷり含まれています。運動前にビートジュースを飲むと、運動時間を16%延長できるという研究結果もあります。

3. 血圧を下げる
 ビートジュースは、血圧を下げる強力で効果的な自然な方法です。コップ1杯のビートジュースを飲むだけで、収縮期血圧が約4~5ポイント下がります。これは、一酸化窒素が含まれているためと思われます。一酸化窒素は血管を自然に弛緩・拡張させ、血液の流れを良くして血圧を下げてくれます。

4. 炎症を抑える
 ビーツに含まれるベタインという栄養素は、タンパク質、酵素、細胞を環境ストレスから守ることで知られています。 その結果、炎症を抑え、血管の危険因子を改善し、内臓を保護し、内臓のパフォーマンスを高めるのに役立ちます。もちろん、炎症が抑えられれば、がん、心臓病、自己免疫疾患、認知症など、多くの慢性疾患に対する予防効果も高まります。

5. 解毒作用
 ベタリン色素は解毒も助けます。分解された毒素は基本的にこの分子と結合し、排泄されます。このようにして、ビーツは血液と肝臓の両方を浄化してくれます。

6. 心血管系の健康増進
 ビーツに多く含まれる食物繊維は、トリグリセリドとLDLコレステロールを低下させ、HDLコレステロールを増加させることで、コレステロール値のバランスをとるのに役立ちます。これは動脈をきれいにし、心臓発作、脳卒中、アテローム性動脈硬化症、その他の心臓病のリスクを減らすのに役立つ可能性があります。

7. がんリスクの低減
 ビーツやその他の農産物に深い色を与えている植物栄養素は、抗酸化作用や抗がん作用に関連しています。 実際、ビーツエキスは多くの種類のがんの腫瘍形成を阻害することが研究で示されています。
 
8. 呼吸器の問題
 ビーツに多く含まれるビタミンCは、呼吸器系の問題にも効果的です。 喘息の症状を軽減し、がんを含む肺の問題の可能性も減らします。

9. 目の健康
 ビーツに含まれるβ-カロテン(ビタミンA)には、目を保護する効果もあります。 ビーツを食べると、黄斑変性症、眼精疲労、白内障、その他の眼病のリスクが下がることが報告されています。
 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?