見出し画像

プラハと悲しい戦争

星が綺麗に輝いている。日本にいたときに比べ、ここでは良く星が見える。地球を覆う黒いベールには穴が開いていて、天国からの光が漏れてくる。
 さて、旅行を振り返るとき、私は旅行に使った本や現地で手に入れた資料、写真を基に書くのだが、今回は時間をとらずにさっと書こうと思う。

 Leipzigに先ず滞在する。千葉大学で共に一年学んだTomの所に二日間滞在する。Leipzigで田中先生に会う。バーにて三人で語る。留学についてアドバイスをもらう。ああ、なるほど、留学とはこうあるべきなのだ、と残りの留学のイメージを掴むという重要な経験をする。もちろんTomに会えたのも非常にうれしい。

 朝プラハにつき、カレル橋にて丹沢、永井君に合流する。丹沢は空手部で苦楽を共にした親友。会えてよかった。
 プラハは私の一番好きな町だ。先ず、物価が安いから非常に動きやすい。なによりも、ドイツ語が通じるのだ。というよりも、プラハに住む人々は一生懸命にドイツ語を話してくれる。それが、私にとっては涙が出るくらいうれしいのだ。単に私の滞在にとって言葉の問題が無いというだけではない。彼らの母国語チェコ語はスラブ系言語。ドイツ語とは程遠い言語だ。それゆれにドイツ語を学ぶことは日本人がそれを学ぶくらいに努力が必要なのだ。それをみなしっかり勉強している。その直向な態度がうれしい。
 夜には近藤先生に会う。永井君、丹沢、私は近藤先生のハンガリー語の授業を大学で一年間共に受講していた仲だ。美味しいベルギーの料理を食べ、アルコールを飲む。先生のチェコでの協力隊経験談は非常に興味深く、楽しかった。
 町並みも別格である。美しいのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?