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クロスフィットに何が起きているのか?

1.クロスフィットが炎上したきっかけ

保健指標評価研究所 (Institute for Health Metrics and Evaluation)が人種主義及び差別は早急な対応が必要な極めて重大な公衆衛生問題だというツイートをピン留めした。

これに対してグラスマンCEOは下記の様にリツイート

昨今アメリカでとても大問題になっているジョージ・フロイドさんの死による人種差別問題によりとてもセンシティブな状況下でこの問題とCovid-19をもじり下記のツイートを投稿した。※新型コロナウイルス:Covid-19

フロイド19だ。
※(本人はユーモアだと思ったんだろうけど全然おもんない)


日本語にできないが新型フロイドウイルスのようなニュアンスだと思います。

2.数々のクロスフィットを支えるスポンサー企業が契約中止を発表

Rogue(フィットネス器具を長年提供している企業)
1.2020年のrogue invitational(Rogue主催)の大会からクロスフィット社のロゴを外します。
2.今シーズンのゲームズのサポートは参加されるアスリートとコミュニティのために実行します。
今後の関係はクロスフィット本社の方向性と
リーダーシップ次第です。我々は2010年からクロスフィットフィットネス機器のプロバイダーでした。前向きなアクションが執られることを祈っています。

Nobull(クロスフィット界隈でかなり人気なアパレルシューズブランド)
クロスフィット社の発言、人種差別を強く批判するとコメント

3.Reebokも2020年で契約終了を発表

2020年の終わりまで契約が残っているのでそれまでは責務は全うする。
クロスフィットシューズ、アパレルの販売は今年で終了する。

4.クロスフィットアスリートやレジェンドたちの辞退

2020年 Reebok Crossfit Games(地球で最もフィットした男/女)を決める大会
※Crossfit GamesがどういったものかNetflixで観れるのでよろしければどうぞ(^^)/

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ここに出場することがアスリートにとってはすべてでありここに人生をかけている人がいる。そのアスリートたちも続々ともうCrossFitに関わることできない、他にもI am Out(大会からアウトする:出場しない意向)をSNSで発信している。

2011年から14年シーズンの4年連続チャンピョン
クロスフィットのレジェンド
▼リッチ・フローニン

▼昨年のゲームズで2位のNoah Olsen(ノア・オルセン)

他にも大勢のアスリートが辞退する意思を表明しています。

5.クロスフィットHQ(本社側)のコメント

公式アカウントでグラスマンCEOのコメントを公開しています。
『私及びCrossFit HQ、CrossFitコミュニティは人種差別を支持しません。昨日選んだ言葉を間違えた。

私の心は人種差別が起きている痛みに深く悲しんでいます。昨日のツイートは人種差別主義を表したのではなく、間違いった言葉を選んでしまいました。』

6.僕の考え

クロスフィットを4年間楽しみながらやってる僕も驚きのニュースでした。ツイッターをみるとすごく話題になっていたので伝えたいと思いまとめました。

そして人種差別問題は日本で生まれ育った僕と欧米諸国に住む方や特にアフリカ系の人々と育った文化が全く違うので言及するべきではないと思いますので触れません。日本人的な感覚ならグラスマンCEO謝ってるんだから許してやってよと思うかもしれません。

でもアスリートたちやフィットネスコミュニティを失望させたのは彼らのコメントを見てはっきりとわかります。クロスフィットのために人生かけてきた人が欧米にはそれほどたくさんいるということです。そしてその価値があるし楽しく魅力的なフィットネススポーツです。
ただグラスマンがこれ以外にも起こした救えない行動は他にもあるのです。

※また時間があるときにまとめます

この事件は今までクロスフィットが排他的、そして独占的な活動ばかりをとってきたつけがまわってきた。はっきり言って自分で墓穴を掘ったしグラスマンのワンマンな性格がこの騒動の最中、露呈しただけのことだと思います。

次のnoteではクロスフィットの魅力をお伝えする前にまずはこのスポーツや組織の体質や性格、改善点を僕なりにまとめて、その上で今後はこのスポーツの魅力をお伝えしようと思います。僕はクロスフィットの名前がどうなろうがこのスポーツが大好きなので変わらず仲間と共にトレーニングしていきます。

クロスフィットに限らずワークアウトやヨガなど運動やスポーツが好きな人に読んでいただければ幸いです。

Kenji


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