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食物アレルギーでも美味しく食べられるお菓子を

食物アレルギーでも美味しく食べられるお菓子を届けたい・・
アレルギーと戦うパティシエのこだわり

自らも食物アレルギーを発症。

安心で、しかも美味しく食べてほしい。
食べた人を笑顔にできるお菓子を、多くのお客様に届けたい・・・

きたかみふるさと納税事業者アワード2017でも注目を集めた清水パティシエのお菓子は、小麦を使わない焼き菓子を始めとして、さまざまなアレルギーに対応した安心のお菓子ばかりです。

子供たちの夢を叶えたい。アレルギーと闘うケーキ職人!

2012年にようやく自分のケーキ店を開業したのに、翌年に4 つのアレルギーが発症してしまった。 それでも決してケーキづくりを諦めることはできませんでした。

2017 年に北上市で開催した「きたかみふるさと納税事業者アワード2017」 のステージ上から清水活さんが語った言葉である。

●父親の背中を追って

ケーキ職人だった父親の影響で小さい頃からケーキづくりに興味を持ち、10 代でケーキ職人の修業に出る。結婚して3人の子どもにも恵まれ、念願だった自分の店を持ったのが30歳の時。「店を軌道に乗せるぞ」と、希望に胸を膨らませていた清水氏の身体に突如異変が起きる。 もともと金属アレルギーを持っていたが、今回反応した物質は、小麦、乳、卵、大豆。 ケーキ職人にとっては致命的だ。 アレルギーレベルは6段階中の5。 ある程度抑えれば普通に生活はできる状態だったが、彼の場合は仕事でそれらと日常的に触れ合わなければならない。普通ならケーキづくりを諦めるだろうが、清水さんは絶対に諦めようとしなかった。

●アレルギーとの戦い

「お客様はもちろん、友人、知人、そして最愛の家族を、自分のつくったケーキで笑顔にしたい」。そんな信念を持つ彼は 「ギリギリまでやってみよう!」と覚悟を決め、アレルギーとの闘いが始まった。 ケーキ作りの時には手袋を二重にし、 吸い込まないようにしっかりマスクをする。 暑い夏場は大変だ。 試食を含め、 アレルギー 物質を決して口にしない。 当初は奥さんがアレルゲン対策料理を研究しつくってくれていたが、 家族に迷惑をかけたくないと自分で料理をしはじめた。 友人たちとの飲み会も安易に参加することはできない。

●米粉を使うこと

「自分のようにアレルギーを持った人たちが食べられるケーキを作ってあげたい」。 そんな生活を続けるなか思い立ち、試行錯誤を繰り返して完成させたのが、 小麦の代わりに米粉を使ったケーキ・ シリーズ。〈ヲタめし箱〉に出品したフランスの焼き菓子 ‘‘ フィナンシェ’’ も同シリーズの商品だ。

●夢を一緒に

「食べることはもちろん、ケーキづくりが夢だったのに、アレルギーを発症して諦めた人もいると思う。特に子供たち。そんな人たちでも、ケーキづくりが出来るということを証明したいんです。将来的には、アレルギー のある人たち向けのエ房を作って、 ケーキづくりを教えてあげたいですね」 誰しもがアレルギー患者になる可能性を持つ現代社会で、清水さんの夢は多くの人の夢を叶えることにも繋がっていく。

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