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かんた~ん

中古のゴルフセットをいただいたので
9月からゴルフをはじめたりしてみました。

教えてもらうのはコーチとかではなく
ゴルフを現在やっている人から。

お金もかけれないし
やめてしまうかもと思ったので。

ただ打ちっぱなしに行ってみると
めちゃめちゃ楽しかったのです。

難しいから楽しい!
当たらないから楽しい!


そうは言っても
とにかく教わったことが何一つできない。

頭を意識すると
腕がおろそかになる。

腕を意識すると
足がおろそかになる。
なんて具合に…。

ひぇ~なんて難しいスポーツだ!
と思うのです。

ところが教えてくれるAさんは
どんな風に教えてくれるかというと
もちろん、腕はこうやって…などと技術的なことも教えてくれるのですが、
最終的に

「ゴルフなんて簡単簡単!」
と言うのです。

思えば2006年
銀座コーチングスクールへコーチングを学びに行った初日、講師の方に

「今から40時間コーチングを学びますが
『難しい』とは言わないように」
と言われました。

はて?と思いましたが…

ついつい言ってしまいそうになるのです。
そして言ってしまうのです。

4人の同期がいましたが、
誰かが「難しい」と言ってしまうと
○○さん、今、難しいと言ったね~
とそのたびに笑いながら言い合っていました。

するといつものように口から難しいと言おうとすると、ちゃんと思い出し、みな言わなくなっていきました。

講師の方の意図は

難しいと言ってしまうと思考停止するから

たしかに
難しいな~
と思った後は何も次の対策が出てきません。

そして難しいと思えば難しいし
まじめに考えてしまうので
視野も拡がらない。

このときと同じだと思いました。


Aさんが
「ゴルフは簡単」
と言うと
「なんで簡単と思えるのかな?」
と考えることができたのです。

Aさんとお互い初めてSUPも経験しに行きました。
私は早々と海を出たのですが
Aさん、ひたすらやっている。

そして海からあがってきたときにはやはり
「SUPは簡単」
と笑顔で戻ってきました。

体の使い方も上手なんだろうけど
たぶん、何をするにしてもすごく練習するし、それが苦ではなさそう。
ただ小難しく考えない、深刻にならないのだと思います。

今ここまで書いていてピンときました。
難しく考えると体は緊張する。


難しいから練習する!
だといつまでたっても頭も柔軟にならない。
一生懸命になっちゃう。

簡単じゃん!
だと体もリラックスできるし
体に余白ができる。

これって結構重要なんじゃないかな?


これからもし何かを教える機会があるとき
「簡単でーす」って言っていこうと思ったそんなエピソードでした。