燃える傾斜(眉村卓) (4)

第11章地球戦団まで読み進んでいる。面白すぎて、感想を書く心の余裕が無くなっていたのである。この宇宙戦の描写は、本当にすごい。語彙力が足りず、すごいとしか言えないのが残念である。まあとにかく面白い。地球側内部の人々のやり取りも、敵宇宙人軍団の性格や動きも興味深い。戦闘の様子を描くのはとても難しいことのように思える。これを実際に書き上げてしまうのが、眉村卓のすごいところである。さっきから、すごいばっかりいっている。この本は今はもう古本でしか入手できない状態だが、もったいないにもほどがある。でも、知る人ぞ知るこの傑作を人知れず読むというのも、なにか自分だけいい作品を独り占めしているような、そんな喜びも覚えてしまったのだった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?