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1年間で100記事投稿した私のレビューの書き方

最近フォローしてもらった方は知らないかもしれませんが、少し前は週に2回くらいのペースでゲームレビューを書いてました。

目標だった「1年間で100記事」を達成したときは嬉しかったものの、そのまま燃料が尽きたようにレビューからは離れています。

しかしそれでも僭越ながら自信作というものはあるわけで、時々自分の書いたレビュー記事のことを褒められるのは快然たる思いです。

そこで今回は、今まで自分がレビュー書くときにどんなことを意識してたかをまとめていこうと思います。流行りとか関係なく興味持った作品を好き勝手やってたので参考になるかは分かりませんが…

自分が欲しいと思う情報を書く

私の場合は基本的に「あったら嬉しいな」と思う情報から書いていきます。そしてレビューは「自分が楽しめるかどうかの判断材料」として読むものなので客観的である反面、それだけなら誰が書いても同じような文章になるので、差別化するために主観性も盛り込むように意識していました。

その結果「どんなゲーム?」「どんな人におすすめ?」「ゲームを終えて、考えたこと」の三本柱の構成になりました。結局のところ自分の感想を書きたくてしょうがないので毎回考えたことが一番長くなりますが…

「どんなゲーム?」では自分の感想などは書かず、価格や対応言語、ジャンルなど表面的な情報に絞って詰め込んでいきます。

「どんな人におすすめ?」ではターゲットを想像しながら作品の内容や操作感に触れていきます。例えば、一口にアドベンチャーと言っても探索メインなのか、会話が多いのか、物語性重視なのか、マルチエンドなのか、インディーズらしい尖った作品なのか等、作品の輪郭を明確にしていきます。

つまりここでは「アドベンチャー好きだからアドベンチャー作品を買ったのに思ってたのと違う」というギャップを埋められるような情報をユーザーに届けられるよう意識してました。

また、ボリューム感やプレイ時間は必ず書くようにしてましたね。可処分時間を様々な娯楽で争っている時代においては、その作品をクリアするまでどの程度時間がかかるか多くの人が気にするところだと思います。

そして「ゲームを終えて、考えたこと」で、ようやく自分の主観性を盛り込み、感想や着眼点を書いていきます。ここから以下はそのポイントを書いていきます。

あんまり長くしない

文章を考えているといろんなフレーズが浮かんできてついつい文章に落とし込みがちですが「その文章、自己満足じゃない?」と疑うことはとても大切です。

生きていればたくさんの文章に出会いますが、記憶に残っているのは短い文章のはず。全文を覚えていることは極めて稀ですよね。

したがって、あんまり長くしないことも大事です。魅力的なゲームは紹介したいポイントがいくつも思い浮かびますが、そこはぐっとこらえて1つか2つに絞って書いてました。

筆者の気持ちを考える

前回の投稿でも書きましたが作品を通して作者は何を表現したかったのか、あるいは何を考えてこの作品を作ったのかなど思いを巡らすことは自分にしか書けない文章を生み出すうえで必要不可欠な作業です。

例えば、最近「春と修羅」というインディーズ作品をやりましたが、詩人・宮沢賢治の著書にも同じタイトルがあります。ということは作者はその著書に影響を受けているかもしれません。なので時間をかけてレビューを書くならば著書を読むこともマスト作業になるでしょう。

現実に還元する

私はゲームをただ消費して終わらせたくないという思いがあるので、レビューで余談話をよくしてます。

例えば『if found』の記事ではトランスジェンダーがテーマになっていたので、ちょうどそのころテレビの音楽番組でアーティストのサム・スミスがトランスジェンダーに関するコメントを聞いてたのでレビューに書きました。

ゲームとは直接関係なくても、そこに内包する要素を抽出して現実とリンクさせると魅力や説得力が増します。それはやはりゲームは現実を生きる人間の手で作られているからでしょう。

今回のあとがき

さて、思い出せるままにサラッと書いてきましたが参考になりましたでしょうか。質を意識することも重要ですが、たくさんの記事を書いて「この人のやるゲーム、自分と趣味が合うなぁ」となればファン獲得と言っても過言ではないかもしれません。

やってみた分かりましたがモチベーションを保つためにあらゆる手を尽くすことが大事ですね。リアクションやフィードバックをもらったり。

自分と自分のブログだけの関係で終わってしまうと虚しいので自分のブログを通して他者との関係を生み出すと続けやすいかもしれません。

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