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訪問、在宅リハビリテーションに従事するセラピストに必須な技術。それは…

こんにちは。
私は訪問看護ステーション職員を務める理学療法士です。

お題にある、訪問リハビリをさせて頂くセラピストに必須な技術とは何でしょうか?

皆、気づいてるけど認めたくないだけなんでしょうが…それは、

マッサージですね。

やりたがらない人が多いですが😅

きっと、我々はマッサージ師ではない!という思い?からですかね。それはマッサージ師を下に見ているからだと私は思います。

リハビリ専門職の理学療法士って、マッサージ師をどうも格下に考える傾向があるように感じます。

ここから先は我々理学療法士にはちょっと耳の痛い話になりますので…

閲覧注意⚠️

としておきます。
真実は時に目を背けたくなるものですから😅

様々な資格取得に頑張られている方々を本来私はとてもリスペクトしています。

決してそれを否定してるわけではないという事だけは分かっておいて頂き、その上で私の今思う所を正直にお伝え致します。

現実はなかなか残酷なものです。これから私がお話しする内容を、ひとつの考え方として頭の片隅にでも仕舞っていて欲しいと思います。

きっと将来、少なからずこの考えに至る場面に一度は直面するはずですから。

では前置きはこのくらいにして、核心に入りますね。覚悟してご拝読ください😌

◯理学療法(士)
◯マッサージ(師)

この士と師の違いをみると、
実はマッサージ師の方が開業権もある独立した治療師として格上という見方も出来ます。

かたや理学療法士の「士」は法的に医師の下、指示された事しか出来ない資格であり、言い方は悪いですが小判鮫的な立ち位置に属します。

また、マッサージ師は名称、業務共に独占する資格。

かたや理学療法士は名称独占のみ。要するに資格を名乗る事が許されているだけなんですね。

リハビリ業務に止まらず「理学療法」も看護師、マッサージ師が行う事に何の問題もないという実に狭いアイデンティティの厳しい領域なのです。

理学療法士協会に政治力がないので、独立した地位には一生上がる事はないでしょう。

現実、訪問看護では看護師が、また在宅マッサージではマッサージ師がリハビリをしています。

他の職種に仕事を奪われて、また雇われてマージンを取られるピンハネシステムから抜け出せない業界です。

リハビリ需要は今後増すばかりなので、医師会、看護師会がリハ職を使い回せるこの状況を絶対に手放しはしません。

それに抵抗する力は理学療法士協会にはありません。

むしろ、使えない専門職制度を謳い会員からお金を吸い上げる、いわゆるヒヨコ喰いを敢行している始末です。

私は10年以上、協会の動きを観察してきましたが、今後この状況が変わるとは到底思えません。不祥事も多々ありましたしね。

以上の事からも、

リハビリ専門職の理学療法士は名乗る事だけ法的な強みで、残念ながら業務は他職種でも行えるという残念な、微妙な資格なんですね。

マッサージ師の正式な資格名は
あん摩マッサージ指圧師と言います。その歴史は古く知らない人はいないと思います。

ギリシャの医聖ヒポクラテスは「医師たるものは医術についてのあらゆる学理とともにマッサージも修得せよ」と力説したといわれ、幾つかの論文も発表しています。

まあ、かといってマッサージをしてくれる医師など今では存在するかどうかは不明ですが^^;

しかし、あまり知られてはいませんが、法的にマッサージの施行を許されている者は・・・実はあん摩マッサージ指圧師と、医師だけなんですよ。

柔道整復師も整体師もマッサージをする事は許されておらず、もし行った場合は明確な違法行為となります。

マッサージなんて最も身近な治療やリラクゼーション技術だという一般的な理解だと思われますが、医聖ヒポクラテスさんも医師たるものはマッサージ技術を習得すべき!だと言っている重要な治療技術であり、許されている医療者は限られた一部の資格でしかないのが真実なのです。

ではリハビリ技師もマッサージは出来ないのか?というと、ここが今回のNoteの重要な部分です!!

マッサージ施術に関しては、あん摩マッサージ指圧師法に上記のように医師とマッサージ師以外には許可しないと明記してあります。

しかし、

実は、理学療法士法の中に、「医師の指示の下であれば、あん摩マッサージ指圧師法を逃れて理学療法士はマッサージ施術を行うことが出来る」という一文がはっきりと明記されてるのです。

そう、理学療法士はマッサージ師の権利を一部拝借させて頂ける唯一の医療職なのです。

こんな素晴らしい環境を活用しないのはナンセンスではありませんかね?

私がナンセンスだと言うその理由は、実際に訪問看護ステーションに在籍させて頂いている今、マッサージ施行が自分をどれほど助けてくれているかを痛切に感じているからに他なりません。

あなたのその莫大な時間と費用を支払って手にした呼吸器やら心臓やら運動器専門資格は果たしてそれに見合うリターンがあると思いますか?

自己知識の向上をリターンと言いたい方は、本当にそう思っているのでしょうか?

あなたの働く目的は収入を得る為ですよね?

専門職制度は協会の資格ビジネスです。取得する為の時間的、金銭的な代償が大きい割に、まず間違いなく回収はできません。

協会に搾取されている事に気付いて頂きたい。

いや、きっと皆何となく気付いてはいても同僚、先輩からの同調圧力やら、得体の知れない将来不安から無駄な行動に流されているのでしょう。

現場に出て本当にモノを言うのは対象者に支持される技術です。

あなたの今学んでいるその難関取得専門資格は自己満足で終わる可能性はありませんか?

すこしでも早く目を覚まして欲しいですね。

私も多くの失敗をして今がありますが、誰かが教えてくれれば…という思いがあります。

これからは将来具体的に現場で生きる行動として、マッサージがいかに役立つ技術なのかを綴らせて頂きます!

ボバース、PNFなどのリハ職種に代表されるテクニックを学ぶのも貴重ですが、それを突き詰めると視野が狭くなるセラピストも多く見受けられます。

それをみていつも思うのが、
「もったいない」という気持ちです。

私も上記のテクニックを多用させて頂く立場ですが、やはりマッサージが出来る事が何よりも価値を感じていて、何よりも大きなリターンを得ています。

これだけ価値を見出してオススメしてる以上、
当然、資格も取得済みです😌

一般的にあまり知られてないですが、あん摩マッサージ指圧師の養成校って、実はある法律に制限されていて他の医療資格と違い、学校を増やせないのです。

全国にある、あん摩マッサージ指圧師養成校はたった2校、鍼灸+あん摩マッサージ指圧師養成校でも20校程度しか存在せず、繰り返しになりますが今後、増える事はありません

竹の子のように数百乱立し、更に増え続けるリハ専門職の学校ように飽和状態になり得ないレアな資格になっているのです。

詳細はまた後日noteに投稿したいと思います😌

ではまた👋

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