#12_1 真面目な人は損をする?ごく普通の雑務を頑張った話
前回はこちら
※ここで出てくる人物名や地名は仮であり事実とは異なります。
”雑用を完璧に出来る人は雑用をやらない”
どこかの本で読んだ言葉だ。
雑用と呼ばれる仕事を完璧に出来る人はもう一つレベルの高い仕事を頼まれるようになる。
だからどんな仕事も一生懸命やって非の打ち所がないように遂行すればそれはやらずに済むから、とにかく目の前の事を全力で取り組めと言う意味だったと思う。
自分は新卒1年目で、マーケティング部兼情報システム部というちょっと変わった組み合わせの部署に配属になったごく普通の社会人だ。
当たり前だが、どちらの部署でも一番後輩で、下っ端で、ペーペーである。
さらに、情報システム部は自分と部長の2人しかいない。
そうな立場になると、両部署の雑務と表現される仕事はすべて自分に回ってくる。
請求書の管理
日々の数字更新
朝礼の司会
会議の議事録
各種押印関係
先方へのメール対応・・・
他にも細かいものを言ったがキリがないが、これらを2倍(マーケと情シス)やらなければいけない。
「なんでも経験だからやってみよう」
俗に言う上司と呼ばれる人たちはこの言葉を、
”本当にその人のためを思って発言している”と
”新卒に仕事を頼む都合の良い言葉”の
何%:何%の感情を持って声にしているだろうか。
2匹の感情が出走するなら、皆さんはどちらの馬券を買いますか?
このレースがあったなら、後者のオッズは1.1倍くらいになるだろう。
”雑用を完璧に出来る人は雑用をやらない”
確かにその通りだ。
そう思って自分も全力で目の前の業務に取り組んだ。
これは全く評価にはならないので、数字になって見える問い合わせを生み出す仕事や他の人の効率化・自動化するためのシステム作りの仕事を何よりもしなければならない。
2つの部署分の業務をやりながら、
みなし残業は30時間以内におさめながら、
新しい知識やスキルを自分で調べながら、
期限、納期ギリギリに仕事が降ってきながら、
差し込み業務、エラー対応は当たり前のように対応しながら、
とにかく愚直にやった。
自分は新卒だから、
どんな雑務も全力でやるべきだから、
こんな自分を採用してくれたから、
給料分働かないといけないから、
この苦労が未来の自分のためになるから、
”後輩が来ればこれも引き継げるから”
これらを考えてとにかく頑張った。そんな毎日を続けて2か月が経った。
人間は環境に適応する生物とは聞いたことは、この2か月で身に染みて感じた。
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いかがでしょうか。
みなさんは新人の時はどの位、雑務系の仕事がありましたか?
自分は多い方かなと勝手に思ってるのですが、普通なんですかね?
次回、同期の女性が自分の部署に入ってきます!!
上司しか存在しない中で、同期が来ることでどう変わるのか
(そんなに大きな展開はないですが笑)
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