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#10_4 大逆転なんてないごく普通の彼女にフラれた話

前回はこちら

※ここで出てくる人物名や地名は仮であり事実とは異なります。


「もし良ければ付き合ってくれないですか?」


「わ、わたしですか?本当にわたしで良いんですか?」


「もちろんです」


「少し考えさせてください」

OKじゃないんかいと自分自身が1番思っていたが、負け確に等しい返事をもらいお互い自分の家へ帰った。


それから1か月返事が来ない

これは負けのフラグ立ったなと思い、旗を拾おうとしたある日

会社の人との飲み会が終わり六本木から新宿におり京王線に乗り換えようとした時に携帯が振動を始めた。


「もしもし」

「あっ長谷川さん今大丈夫ですか」

「いいですよー」

「ありがとうございます。返事お待たせしてしまって申し訳ないです。」


本当に申し訳ないですが、やっぱり他の人が好きなので、付き合えません



と言われた時になんて言葉を返そうか必死に考えていた。

「私で良ければよろしくお願いします。」


と普通予想外だったが、ここまでネタバレをしたら逆に予想通りの展開で付き合うことになった。

そこからはごく普通の社会人と大学生の3歳差カップルがごく普通の日々を共に過ごした。


「みてーー
アフリカ象!めっちゃ可愛くない?
次はキリン見に行くよ!
早くしないと閉園しちゃうよ」

「閉園ってまだ11時だよ笑」

「もういつも長谷川くんはそういうことばっかりいってーー」
ほっぺをぷくっとさせた。

「ごめん、ごめん。アフリカ象可愛いね」



「あっ見て珍しいものがいるよ」

自分が左側にあったウサギ小屋の様な柵に人差し指を向けた。

「な、な、なにこれ


原付じゃん!?
なんでこれが小屋の中に入ってるのwww」



普段大きな声を出さない彼女がこれでもかと爆笑していた。

「名古屋だと原付は動物なんじゃない」

「もう笑わせないでwww」

初めての二人の名古屋旅行はほとんどを東山動物園で時間を送る異例な旅行になった。


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いかがでしょうか。
正直、絶対振られると思ってましたが、まさかのOKでした。
細かく言うともっと色々あったのですが、それはいつかのstand.fmで話す予定です。

次回、振られます!
成功したばっかりですが、#10は次回で最後になります。

続きはこちら

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