#8_2 企業に革命など起こさないごく普通のDXした話
前回はこちら
※ここで出てくる人物名や地名は仮であり事実とは異なります。
「次は新宿ー新宿ー」
電車を降り改札を抜け、スマホのGoolemapを確認して歩き始めた。
自分はRPAのツールを提供してもらってるパートナー企業の会社へ向かっている。
部長から、「営業がやっている入力業務自動化」の仕事を任され、GASやSQLとかいうアルファベットを見て
なんじゃこりゃ~~~~と心で叫んでしまった自分は
すぐさま、Gmailを開き、部長をCCに入れたメールをRPAの企業に送信した。
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AAA株式会社 鈴木様
お世話になっております。
株式会社godoの長谷川と申します。
以前お話いただきました貴社のツールの使い方のレクチャーにつきまして、
ぜひお願いしたくご連絡いたしました。
下記日程でご都合の良い日はございますでしょうか。
お忙しいところ恐れ入りますが何卒宜しくお願い致します。
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この新卒が書いた拙いメールに丁寧に返信をいただきRPAの使い方のレクチャーとしてもらうことになった。
「AAA株式会社は、、、7階か」
ぱっと見15階くらいまでありそうなビルの中に入り、エレベーターの鏡で身なりを確認していると扉が開いたので、深呼吸をして中を出た。
「あっ。長谷川様、
お世話になります。鈴木と申します。
本日はわざわざありがとうございます。」
優しい普段より2トーンくらい上げているんだろうなと思う声で
30歳?40歳?とあまり年齢が読みづらい風貌をした、めがねをかけた男性が言った。
「お、、お世話になっております。ほ、本日はお時間いただきありがとうございます。よろしくお願いいたします!」
そしてビジネスマナー研修以来、人生で初めての正式な名刺交換を行い
なぞの緑の植物がぶら下がっている入り口を通り、スタイリッシュという言葉通りの雰囲気の会議室に案内させ席に着いた。
「それでは早速ですが、RPAのレクチャーをさせていただければと思いますが、まずは御社で行いたい自動化をお伺いしてもよろしいでしょうか。」
「はい!
かくかくしかじかで
こんな感じで自動化をしたいと思っております。」
たどたどしい敬語を使いながら、自分も理解しきれていないが情シスの部長から言われた内容をインコよりは聞きやすくそのまま伝えた。
「なるほどーそれは複雑ですね。
では基礎部分をお伝えさせていただきながら、その自動化に関する部分も一緒に作成していきましょうか。」
「かしこまりました。よろしくお願いいたします。」
なんて丁寧なのだ、これならやれそうだ!
と暗闇の中に一筋の光が灯った。
「鈴木様、大変恐縮なのですが、
実は関数の部分も困っておりまして、、、
よろしければ、アドバイスいただけないでしょうか」
「そうなんでねー
もちろん構いませんよ!
御社の要件であれば、これを使うとうまく行くと思います。
後程、関数の解説もさせていただきますね」
「ありがとうございます!!!!」
時計の長針が1周するまでの間、聞けるだけわからない部分を質問し
作れるだけRPAと関数を作り続けた。
「これで問題なければいけそうですね」
「はい!本当に丁寧に説明いただきありがとうございました。」
「いえいえ。
何かあればメールでも良いので質問ください。
また、弊社のRPAは右下にチャットがございますので、そこで不明点を聞いていただければある程度お答えできると思います。」
「かしこまりました。何から何までありがとうございます。」
こうして、RPAと関数の部分を完成させ会社に戻った。
後はあのGASとSQLだ、、、
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いかがでしょうか。
鈴木さんがとても親切で本当に助かりました。
これで何とか行くかもと思いつつ、GASとSQLどうしようって感じです。
次回、無茶ぶりをして会議室へ行ってしまった部長が、上司らしいことをしてもらえるかも、、、
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気ままに日々思うことをつぶやいています。
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