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1日1食で眠りの質が変わる?食事と睡眠の関係とは?

胃腸の負担を軽くし、健康にも良いとされる1日1食ですが、1日1食を実践することで睡眠の質が向上するかどうかについては、さまざまな意見や研究結果があります。

たとえば、1日1食を実践するうえで、一定の時間帯に食事を摂ることを意識すると、食事と睡眠のサイクルが整い、体内時計が正常に機能するため、睡眠の質が向上するという研究結果があります。実際、起床時間が安定し、深い睡眠が取りやすくなったという事例も多くあります。

食事のタイミングが睡眠に影響を与える理由は、食事を摂ると消化器官が働きはじめ、体温が上昇することにあります。体温が上昇すると、体内時計が乱れ、寝つきが悪くなってしまいます。

そのため、就寝前に、大量の食事を摂ったり、高脂肪や高カロリーの食事を摂り過ぎると、睡眠の質が悪くなってしまいます。また、アルコールも、体内で代謝される際にエネルギーを放出し、体温を上昇させる性質があるため、就寝前にお酒を飲むことも控えたほうが良いでしょう。

一方で、睡眠不足が続くと、食欲を刺激するホルモンであるグレリンの分泌量が増加し、食べ過ぎにつながってしまうことがあります。グレリンとは逆に、食欲を抑制するホルモンであるレプチンは、睡眠不足によって、その分泌量が低下することが知られています。

このように、睡眠と食欲には密接な関係があることが分かっています。個人の体質や生活習慣によって一概には言えませんが、それぞれの適正に合わせた食生活と睡眠を維持することが、睡眠の質と食欲の双方をそれぞれコントロールするうえで、非常に重要であると言えるでしょう。

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