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【完全版】1日1食『食べない健康法』


【1日1食とは】

食事は、私たちのエネルギー源として、体の機能を正常に保つ重要な役割を果たしています。そのため多くの文化や習慣で、1日3食が一般的とされている中、近年「1日1食」という食生活が注目を浴びています。

「1日1食」とは、文字通り、1日に1回だけ食事を摂るというライフスタイルや健康法のことを指します。毎日の必要な栄養を1回の食事で摂取するこの食事スタイルは、過去の歴史や文化、また特定の宗教的地域においては、ごく普通のこととして実践されていました。

現代社会は情報が氾濫し、多様なライフスタイルが存在します。その中で「1日1食」という食事スタイルは、健康志向の人々の間で特に注目されています。適切に行えば、体のデトックス、集中力の向上、食費や時間の節約など、さまざまなメリットが得られると考えられているからです。

また、近年の医学や科学的研究により、食事の回数やタイミングが体に及ぼす影響についての理解が深まってきました。特に、定期的な食事の間隔を持つことで、「オートファジー」という浄化機能(免疫細胞)が活発になるという研究結果が示されています。


タモリからはじまった私の「1日1食」

私が1日1食の生活をはじめたのは今から五年前、タモリさんの食生活に関する記事を偶然ネットで読んだことがきっかけです。

その記事には、ある年の27時間テレビで司会を務めたタモリさんが、その27時間のあいだ一切なにも食べなかったと書かれていました。そして、その理由について、タモリさん本人が、「食べるとぜったいバテると思った」と、言ったそうです。

食べるとバテる。

この言葉は、当時の私にとって、とても衝撃でした。普通は逆です。食べないとバテる、そう考えるのが普通です。(実際、同じ27時間テレビで共演していた元スマップの中居さんは、休憩中になんども弁当やおにぎりを食べていたそうです)さらにその記事のなかで、タモリさんが、毎日の1日1食とは別に、1週間に1度の断食で、内臓(消化器官)を休ませ、健康を維持しているということを知りました。

健康を維持するためには、1日3食をバランスよくキチンと食べること。親にも学校にもそう教わり育てられ、ずっとそう信じて生きてきた私にとって、1日1食や断食のほうが、健康にとってむしろ良いというタモリさんの価値観は、とても新鮮で、衝撃的でした。

その後、タモリさんの他にも、ビートたけしさん、福山雅治さん、Gacktさん、京本政樹さんなど……健康や美容のために、1日1食を実践している有名人の方が多数いることを知りました。

私は、1日1食や断食に関するネット記事や本を読みあさり、やがて自らも1日1食を実践することにしました。そしてそれは、私の体や健康状態のみならず、私の人生を大きく変えることになり、それから今日に至る約5年間、私はほとんど毎日1日1食の生活を続けています。この記事では、そんな私自身の経験を交えながら、「1日1食」のメリットやデメリット、実践方法、歴史的背景など、幅広く解説していきたいと思います。

私たちの身体は進化の過程で、さまざまな環境や食事の変遷に適応してきました。現代の食生活やライフスタイルと古代の生活習慣とのギャップを知ることで、より健康的な生活を送るヒントを得ることができるでしょう。本書を通じて、1日1食という新しい視点から、食事や健康に対する考え方やライフスタイルの幅を広げる手助けとなれば幸いです。


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