No.12 ストレス脳

■読む目的
脳の仕組みを理解して行動主義の組織の作り方を学ぶ

■詳細
生物学的な知見から人間の精神状態を理解する方法
私たちは幸せになるために存在しているわけでなく、生存するために存在している。生存確率を上げる為に感情(=不安)がある
私たちは感情を持つ思考マシンではなく思考をもつ感情マシンである
扁桃体・扁桃核が五感の情報を処理し、①エモーション(感情・情動)を生じ、②モーション(動き)が生じる。そのあと、③フィーリング(感情・感覚)が生まれる
→つまり感情とは、脳が私たちの内と外の世界で起きていることを融合して作り出すもの。その感情を元に、脳は私たちに生き延びるための行動を起こさせる
→つまり感情とは「任務」にすぎない。生き延びて遺伝子を残せるように、脳が感情を使ってその人を行動させるのだ
→だから感情は生き延びるための視点でしか世界を見せてくれない。それが不安へとつながっていく
脳は生き延びるために重要だと思う記憶を優先して保存する。それはノンレム睡眠中に整理・選択・保存される
人類の歴史上最も生命を脅かしてきたものに恐怖・不安を覚える。それは感染症、高所、蛇などの危険な動物など。
孤独も同様。「社交グループに多く属していた方がうつのリスクがさがる」
「何かがあった時に誰かがいてくれる」という認識が大切
触れる、「一緒に何かをする、笑う、」
1週間に2時間~6時間の運動(=心拍数の増加)は脳にとって脅威。しかし、それを繰り返すことで、脳は、「ストレスに強く反応しすぎてはいけない」と教え込む。それがどんなストレスであっても。

■ネクストアクション
不安で行動できない人には、週2時間の運動を推奨する。また、「何かがあった時に誰かがいてくれる」という認識を持ってもらうためにチームでPJを進める一体感を意識する。結果、不安(ストレス)に対する耐性を強化する


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