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プロジェクトマネジメントの基本

こんばんわ、本日はプロジェクトマネジメントについて書きます。
基本的にはプロジェクトマネジメントとは下記に集約されます。

・予実管理(スケジュール管理)
・課題管理(リスク管理)
・成果物管理(クオリティー管理)

これらを動かしてるのはプロジェクトメンバーである「人」なので、人材の心身両方にも目配り、気配りが必要です。
よくあるダメなパターンは、そもそも計画がない。
そんなバカな!?と思う方もいるでしょうが、結構あります。
シンプルに「いつまでに誰が何をどのように仕上げるのか」ということが決まっていないままにプロジェクトが進行しているケース。
これだとプロジェクトの全体像を掴むことができませんし、メンバーもあとどれぐらい頑張ったら良いのか分からないので、だんだん不安になります。
そして、問題が発生した時にそのことにどのぐらいの時間や人材をかけたら良いのか判断することができませんし、何故なら優先度のつけようがないからです。
計画が無いからです。
計画とは優先度も含んで本来組まれているものだからです。

さらによくあるのが、クオリティー基準が定まっていないケースです。
定まっていないというのはフワッとしているので、言語化されていないということです。
何をどこまでやるのか、やらないのかということについて定まっていないことや、PO(プロジェクトオーナー)やディレクター、リーダーだけが知っていて、メンバーには情報として伝達されていないというパターンもあります。
また、プロジェクトの中では決まってるがその基準が組織や会社と握られていないというケースです。
これではお互いに不幸な未来になりやすいです。
ゴール基準が握られていないのですから、言った言わないになりますし、どこまでもクオリティーを引き上げることになったりして、プロジェクトメンバーが疲弊するなんてこともよく発生してしまいます。

ここでプロジェクトが上手くいかない問題の一つとして、コミュニケーション不足があります。
大事なことを上下左右で握れていない、コンセンサスが取られていないというのを見てきました。
取れていない理由は、そもそも行動していないというのが多いです。
分からなかったという現場と、現場任せにして待つスタイルのマネジメントの組み合わせだと最悪な結果へ向かっていきます。

そして課題管理ですが、リスクに対して鈍感だと後手後手になります。
ここでリスクかリスクでないかの判断材料になるのも計画です。
予実管理が機能していないと、脅威を脅威として捉えることができないので気付くのが遅くなります。
ずーっと順調という報告が続いたプロジェクトがあり日突然に、大幅な遅延の報告をするというのは、例えば前半は難易度の低いタスクをこなしてきたので順調で、その後に難易度が高かったり、未経験なタスクが山積みでそれを攻略するための備えができていないままに順調風に吹かれて、突入して総崩れしていくというケースがままあります。
突入する前から、その危険な山をどう攻略するのかできるのかを捉えつつ日々の予実管理、クオリティー管理をしているのがベストですが、それらができていないと後手後手の対応になり、どんどんプロジェクトがコントロールを失っていってしまうのです。

成果物管理ですが、これこそプロジェクトマネージャーの本領発揮すべき部分です。
高い意識を持った開発者やクリエイターで構成されたチームだと、もっとよくしよう、こう変更した方がもっとよくなると際限なく開発をしてしまいがちです。
なので、第三者的ポジションにいるPMがそこは冷静に予実管理と照らしてGo Stopを判断していく必要があるのです。
逆に、切羽詰まるとあらゆるものを簡単に捨てていくというケースもあるので、そういう時には逆に成果物の管理の観点からクオリティーラインを守らせる行動をとる必要があります。
最悪は全ては守れないので、この製品の肝心要のところはどこかを見定めてスケジュールに照らして力のかけどころを絞る必要があります。

とにかくプロジェクトは不確定要素が多分に含まれるので、しっかりとした計画とゴール地点とコンパスを持って進まないと、すぐに迷い道に入っていってしまいます。
そういう前提に立つと準備が大事ということにもお気づきかと思います。
走り出す前つまり、見積もりや人員アサインや協力会社の選定といった部分です。
何事も準備が8割なんてことを言う人もいますが、あながち間違ってはいないのです。

と言うことで本日はこの辺で終わります。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました。

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