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ダイナミックプライシング

ダイナミックプライシングとは

 時期によって価格を変動させることです。例えば、旅行には集中する時期があります。それを繁忙期といいます。お盆とか年末ですね。ニュースで新幹線の乗車率なんて話題が出る時期です。需要が増す時期に価格を上げて、
逆に需要が減る時期(閑散期)は価格を下げるということです。

企業側のメリット

 企業側としては、繁忙期に多くの利益を得ることにより、閑散期の収益減少の分を穴埋めして、一年間の収支バランスを一定に保つ効果があります。
 ボーリングをしたことがある方なら感じられると思います。お盆中や日曜祝日等は1ゲームの単価が高く設定され、平日は安くなっています。一方アルバイトの時給も日曜や祝日だと時給単価が上がります。給与は企業から見た支出です。この支出の増額分を販売価格に転嫁できます。

顧客側のメリット

 繁忙期を利用すると、お値打ちな価格でサービスを受けることができます。ただし、閑散期に仕事を休むことができる人に限られてしまいます。
 最近は、働き方改革により、有給休暇が取りやすくなってきています。この機会を利用すれば、閑散期にお値打ちにサービスを受けることができます。
 特に仕事をリタイヤした方々にはうってつけですね。

今後は?

 繁忙期、閑散期って今は存在していますが、分散して休日を取得しようという国の働きが見受けられます。なかなか進まない話ではありますが、そのようなことが増えていくと、繁忙期、閑散期ってのは、徐々に薄れていくような気がします。
 しかし、今は、繁忙期と閑散期ははっきりしていますので、まだまだダイナミックプライシングは続くのでしょう。

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