おうちコーヒーのすすめ(後編)
さあ始めよう、おうちでコーヒーを
さて前回の記事ではおうちコーヒーのメリットを紹介しました。
今回の記事は「やりたいと思うけど、どうすればいいのかよくわからない」という方に向けた記事です!
必要なもの
1、コーヒー豆(または粉)
2、ミル(粉の場合は不要)
3、抽出器具(淹れ方により異なる)
以上です。こうしてみると大がかりではありませんね。最もシンプルにしてしまえば、粉と器具1つで、お店で飲めるクオリティのコーヒーを飲むことが出来ます。
1、コーヒー豆(または粉)
まずはこちらです。これは前回も書きましたが、自家焙煎のお店で買うのが基本的には間違いないです。コーヒーは酸化してしまうと、えぐみや渋みが強くなります。
焙煎してからしばらくの間は酸素を取り込んで香りの成分を放ってくれるのですが(約1~2週間程度と言われています)、反応が終わるとただただ劣化していきます(焙煎後1ヶ月程度で飲み切るのをおすすめしています)。
こうなってくると非常に口当たりの悪いコーヒーになります。そのため自家焙煎のお店をお勧めします。うちは基本的には注文いただいてから焙煎をしますし、発送前に豆を挽いています。
豆選びは道具よりもはるかに重要です。コストをかけるなら、ここに是非かけてください!※高ければ美味いわけではないので、選び抜くコストを割いてください…!!
粉はあらかじめ挽いた状態です。粉で買えばミルは不要です。どちらが良いの?という点ですが、挽いてからは劣化のスピードが速くなりますので、どの程度の頻度で飲むか、どのくらいこだわっていきたいか、というのを考えて判断してみてください。
お手軽だから粉が良いかな~、という判断も間違っていないと思います!
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2、ミル(粉の場合は不要)
さてミルです。ミルというのはコーヒーを挽くための道具です。ゴリゴリやったり、ガガガガとやったり。細かい話は今回は抜きにして、初めてのミルという観点で紹介します。
ミルには手動と電動があります。それぞれの違いとおススメを紹介しておきます。
《手動》
◆メリット◆
・豆が均一に挽ける
・持ち運び可能(※タイプによる)
・デザイン性が高い
◆デメリット◆
・手間がかかる
・浅煎りは挽きにくい
・一度に挽ける量が少ない
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デザイン性の高さ、軽さ、安価さ、など総合的にとてもおすすめ。
据え置き型ならこちらもおすすめ。やや力がいるんですけどね。
《電動》
◆メリット◆
・とにかく楽
・一度に挽ける量が多い
◆デメリット◆
・挽きムラがある
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カリタ製。申し分ない。ただ、電源コードちょっと短い(笑)
少し値段は張りますが、長く使える利便性の高いものはこちら。
ちなみに手動、電動どちらもニトリにあったりします。お値段以上です。
お近くにニトリがある方は、店頭で購入するのもありだと思います(今は休業してたりするかなあ…)
3、抽出器具(淹れ方により異なる)
さて、抽出編ですね。初めての方は、なんだかお洒落だし難しそう…という印象がひょっとしたらあるかもしれませんがそんなことないです!
これはよく話すことなのですが、コーヒーの道のりで、ドリップは階段の踊り場みたいなものです。そしてそこまで行くのはやるかやらないか、です。
踊り場はかなり広がっていてとても楽しいです。そこからさらに上を目指すにはすごく大変なんですけど、そこまでいったらもはやプロの領域なので、楽しむ分には全然踊り場でOKなんですよね。
それ自体は手順さえ守ればとても簡単です。手順を守るのが難しい人にもおすすめはあります(笑)
抽出には簡単に分けて、透過式(とうか)と浸漬式(しんし)の2種類です。
《透過式》
透過式というのはいわゆるフィルターを使って濾していくタイプです。
◆メリット◆
・微粉などが取り除けるのでまろやかな口当たりになる
・淹れ方や道具の豊富さで個性を楽しめる
◆デメリット◆
・紙フィルターの場合はゴミが増える
・技術に多少左右される
またフィルターコーヒは最も死亡リスクを下げるという研究なども出てくるので、とにかく健康を気にされる方はこちらが良いかもしれません(基本的には飲み過ぎなければ健康にはポジティブな効果が多いですけどね!)
透過式の場合、たくさんの器具がありどれがいいかわからないという悩みが発生しますが、ぶっちゃけ始めは100均のやつとかで良いと思います。形は同じなので。楽しくなってから器具を揃えたり、グレードアップすればいいですね!
おすすめはこちら。メリタ式(カリタ式というのもあります)という【台形一つ穴タイプ】です。なぜこちらがお勧めかと言うと、比較的安定した抽出が可能だからです。こちらは紙フィルターが必要です。100均で買えます。
紙フィルターのないタイプもあります!
こちらは紙フィルターが不要なのですが、そのぶん微粉やコーヒーオイル成分が抽出されるので味や口当たりが変わります。浸漬式と中間のイメージですね。どちらが良いかはお好みです。
詳しく知りたい、という方はこちらをどうぞ。
淹れ方に関してはこちらを参考にぜひ。間違いないです。要点だけ抜き取れば【基本に忠実に!】という内容です。量を測る、手順を守る、などが大切なんですよね。
なお透過式の場合は、お湯を注ぐためのケトルが必要になります。が、実は紙コップでもいけちゃいます。淵を折って注げばかなりきれいに注げます。
とにかく始めて見ることが大切です!形から入るタイプの方もいると思いますので、自分の性格から道を進んでいってみてください。
《浸漬式》
浸漬式というのは豆を漬けておくタイプです。
◆メリット◆
・成分が全て抽出されるので複雑な味が楽しめる
・フィルターのゴミが出ない
・技術に左右されにくい
◆デメリット◆
・豆が悪い場合は顕著に出てしまう
こちらのタイプは比較的お手軽です。カップラーメンを作れる方なら誰でも作れますので(笑)口当たりなどは異なりますから、ハマった方はどちらもそろえて気分で選ぶのも楽しいです。また濃いめに淹れるのもたやすいのでミルクなどに合わせたい方は是非。
こちらは【フレンチプレス】という器具があれば簡単に淹れられます。
ドン・キホーテとかでも見かけるので、探してみてください。これで淹れる場合は、挽いた豆とこの器具があれば【たった2つ】ですぐにおうちコーヒーが始められます。
ちなみにこちらのプレスはフィルターが付いているので、浸漬式でも口当たりが比較的まろやかなになります。おしゃれなデザインで、おすすめです。
また、紙フィルターを使用する透過式と浸漬式の中間にあたる器具もあります。これらの器具もかなり簡単に美味しいコーヒーを淹れることが出来るのでお勧めです。
如何でしたでしょうか?
この辺りのおススメ器具を駆使して、是非おうちコーヒーに挑戦してみてください。長く続けられる趣味としてとてもオススメです。
ハマっていくと、器具を揃えるのが楽しくなったり、技術を極めたくなったり、豆による味の違いを確かめたくなったり、とにかくやることが多いので飽きません。
沼に落ちてしまわないようお気を付けくださいませ…(笑)
お気に入りのカップを使うのも大切だよね、写真のカップもニトリで買えます。
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