『日輪』 ~チック・コリアとスティーヴ・グロスマン
※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです。
2021年2月9日、ジャズピアニストのChick Coreaが亡くなりました。享年79歳。
初めて買ったChick Coreaのレコードは、ご多分にもれずこのアルバムです。
CHICK COREA
『RETURN TO FOREVER』 LP (ECM 1022 ST)
最初に購入したものは中古レコード屋の300円コーナーで見つけた国内盤LPでした。
後に買い直したのが、この独ECM盤。ジャケットがコーティングされた古いプレスですが、残念ながら背文字入り。
初版のジャケには背文字が入っていないので。
"What Game Shall We Play Today"を弾くChick Coreaの映像があったので貼っておきます。
そして、Chick Coreaといえば、この曲を外すわけにはいきません。
CHICK COREA & RETURN TO FOREVER
『Spain』 7" (DP 1903)
国内盤7インチ。見本盤です。カップリングは"You're Everything"。
しかし、Chick Coreaの訃報を知って真っ先に針を落としたのは、このレコードでした。
CHICK COREA & HIS FRIENDS
『日輪』 LP (ETP-9016)
side-A
1. Moon Dance
2. Slumber
side-B
1. The Sun (Part 1)
2. The Sun (Part 2)
3. The Moon
Chick Corea (p)
Steve Grossman (ts,musette)
Dave Holland (b)
Jack DeJohnette (ds)
Steve Jackson (perc) B-1,2,3
Dave Liebman (musette) B-1,2,3
Teruo Nakamura (bells) B-1,2,3
ベース奏者の中村照夫が監修した日本企画盤『日輪』(英語タイトルは『THE SUN』)。
1970年9月14日、ニューヨーク録音。
我が家にあるのは黒盤。赤盤も存在しますが、そちらは見本盤だけなのかも。
1978年に『ザ・サン』のタイトルでリリースされたジャケ違いの再発盤(ETJ-60004)は比較的見つけやすいと思います。
昨年、Steve Grossmanの訃報を知った際も、最初に聴いたのは『日輪』でした(2020年8月13日死去)。
1曲目に収録された"Moon Dance"は、Steve Grossmanの作品です。
『JAZZ A CONFRONTO 23』という自身のリーダー作で取り上げたテイクも素晴らしいので、未聴の方は是非。
STEVE GROSSMAN
『JAZZ A CONFRONTO 23』 LP (HLL 101-23)
Chick Coreaの演奏を生で聴いたことはありませんが、Steve Grossmanは一度だけ。
私が観に行ったのは、5日目の2014年10月12日。この日のメンバーは、大徳俊幸(p)、山下弘治(b)、広瀬潤次(ds)でした。
Steve Grossmanにサインを入れてもらったレコードを掲載しておきます。
STEVE GROSSMAN
『TERRA FIRMA』 LP (PMR-012)
Steve Grossman
2014年10月12日 @新宿Someday
STONE ALLIANCE
『STONE ALLIANCE』 LP (PMR-013)
Steve Grossman
2014年10月12日 @新宿Someday
2人とも偉大なミュージシャンでした。
謹んで哀悼の意を表します。安らかに。
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