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近藤等則『BLOW THE EARTH INDIA』

※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです。

レコード&昭和プロレス愛好家のゴベと申します。

5月10日に右膝の前十字靭帯再建及び半月板縫合手術を受けてから、昨日で1ヶ月経ちました。
退院前日から杖無しで歩行できているし、思っていたよりも傷が小さくて一安心。

退院後も地道にリハビリのメニューをこなし、(ほんの僅かではあるけれど)少しずつ筋力も戻ってきている気がするので、歩行練習を兼ねて久々にレコード屋へ。
短い時間ではあったものの、ずらりと並んだ中古や新譜のレコードをサクサク掘るのが楽しくて楽しくて。とーってもよい気晴らしになりました。
90年代前半から2010年代半ばくらいまでは、毎日のようにレコード屋に足を運んでいましたからね。

残念ながら収穫は無かったものの、予約しておいたこちらのレコードが、自宅に届いていました。
2020年10月17日に永眠された近藤等則さんが2019年に発表した『BLOW THE EARTH INDIA』のアナログ盤です。
(2021年6月9日発売)

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近藤等則
『BLOW THE EARTH INDIA』 LP (JSLP139)

side-A
1.Dub Deep Inside
2.Introspection
3.Free-Incarnation
4.Decadent Drive
5.Splinters

side-B
1.Blow The Earth (India)
2.Tunnel Vision
3.Cross-Fading (Free-World)
4.Beyond The Mountains

エレクトリックトランペット奏者の近藤さんが、世界各地の大自然で演奏する『BLOW THE EARTH - 地球を吹く』というプロジェクトを始めたのは、活動拠点をオランダのアムステルダムに移した1993年。
ネゲヴ砂漠(イスラエル)やマチュピチュ(ペルー)、マッキンリー山(アラスカ)、久高島(沖縄)といった聖地で演奏する近藤さんの活動は大いに話題を呼びました。

2019年にインドのSubcontinental RecordsからCDで発表された本作は、近藤さんが作曲、演奏、ミックスを手掛け、2020年に予定されていたハンピ(インド)での演奏の序章として制作されたもので、今回が初のアナログ化(国内のJet Setからのリリース)。

どのくらいプレスされたのかわかりませんが、無くなる前に是非。
多くの音楽ファンの方々に聴いていただきたい素晴らしい作品です。


多くの場合、近藤等則というミュージシャンのレコードやCDは、ジャズの売り場で取り扱われると思います。しかし、近藤さんの音楽がジャズの枠を超越していることは説明するまでもありません。
(上掲したYouTubeの楽曲を聴いていただければ!)

90年代にレコードを買い漁っていたような私と同じ世代のリスナーは、DJ KRUSHさんと共演したこのアルバムにぶっ飛ばされたのではないでしょうか。

noteAtoZ-近藤等則-1

noteAtoZ-近藤等則-2

近藤等則 × DJ KRUSH
『記憶』 LP (XDJS 93206 / 93207)

1996年に発表された『記憶』のプロモ盤2LP。
近藤さんにサインを入れていただいたのは、2017年8月6日。日付の下に「原爆の日」と書き込んでくれました。
近藤さんは2001年に広島県宮島厳島神社にて、ダライ・ラマ14世が提唱した『世界聖なる音楽祭』をプロデュースしています。


近藤さんにサインを入れていただいた経緯は、こちらを。

近藤さんの訃報を知り、一気に作成したものです。
謹んで哀悼の意を表します。安らかに。



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