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動画編集が気持ちよくなる快適な左手デバイスを作ってみた

⏳この記事は約3,500文字です。約9分で読めます⌛️

noteを初めて以来、PC用キーボードとのいろいろなつきあいがありました。

そしてついに左手の完成形とも言えるデバイスとの出会うことができ、昨日投稿したnote記事のとおり、メインのキーボードも買ってしまいました。

とても快適で気持ちよく、うるさい毎日になりました笑

💧きっかけ

■そもそも左手用のデバイスは必要なのか?

▢自分としては…
・できるだけ左右のバランスを同じくしたい
 →特にダビンチリゾルブ(動画編集ソフト)では左手で入力することの多いキーが比較的右側に多い(JKL/◀▶/IOなど)
・考えることなく感覚的にカーソルや動画編集ソフトの再生ヘッドを動かしたい

その効率アップのために導入することにしました。

他にも画像編集や音楽編集などではもっと効率よく左手デバイスを活用されている方もいらっしゃると思います。

私は素人レベルでのアプリ使用と、素人レベルのDIYレベルなので、あくまでちょっとした参考程度とお考えください。

■左手用マクロパッドがすでにあるのでは?

すでに所有していて、独自の設定もしています。
そしてサンワサプライのテンキーレスキーボードとデザインも統一していて満足していました。

▢自分としては…
・noteを投稿するようになって打鍵回数が増えたので、さらに満足度を高めたい
・左手の移動ができるだけ(少)なくしてマクロパッドとロータリーデバイスを使いたい
・念願のスマートニュースにnote記事が掲載されたので、ご褒美に笑

はい、なくてもいいんです。
しかし、モチベーションを高めるのも大事ですしね笑

👍
***************
世界でただ一つのマクロパッドになる
軽い白軸スイッチが心地よくて疲れづらい(気がする笑)
背が低い(Low Profile)ので打鍵が楽
メインのキーボードとデザインの統一を図ることができる
キーキャップ間を指をすべらせての入力が快適

👎
***************
うるさい
まぶしい(光り方の変更、消し方は確認中)
キーキャップの傾斜がTKL用に設定されているので段差がちょっと気になる

💧デバイス・パーツ検討

今回、左手デバイスを見直すにあたり、現在のマクロパッドの課題がありました。

それでは一番右の列にあるキー、及びキーキャップの存在です。

これまで使用していたのが、このペリックスのマクロパッド。

通常、テンキーとして数字を打つ場合にはこのレイアウトがよいのですが、私は左手で使う時に別のキーを割り当てたいわけです。

使わない一列分、左手をもっと→に寄せたい

キーアサインはアプリで変更可能なのですが、2U(2つ分のUnitを使用していること)になっていることはどうしようもありません。
基盤そのものが2Uになっているので、1Uにするわけにもいきません。

そして昨日のnote記事で投稿したキーボードで使われているキーキャップを使いたい。

市販ではこのニーズに答える商品はなさそうです。
つまり自作するしかありません。

今、自作キーボードの世界で、Low Profileのキーキャップというと主にこの商品が使われています。

Twitterでもnoteでも相互フォローしているいとうひよこさんもこれを使っています。
そしてなんと塗装もしています。

一方で、私が今回使いたいキーキャップは一般に販売されているものではありません。

所有しているこのキーボードのキャップを使います。

昨日紹介したキーボードはテンキーレス、こちらはテンキーありのモデルです。
テンキーがある分、身体のバランスが悪く感じて、封印していました。

そしてキャップのサイズが大きいため、スイッチを刺せる基盤がなかなかありません…

そんな中、見つけたのがこの基盤。
なお、自キー界隈の方々はPCBと呼びます。
Printed Circuit Boardの略です。

ぱっと見る限り、キーの間のピッチが広そうで、うまくハマりそうです。

失敗覚悟で、基盤とケースを購入せずにプレートのみを購入してみました。

一瞬笑顔になった後、泣きました笑

プレートは安いしと、諦めて放置していた数日後に思い立ちました。

「キャップのエッジを削ろう!」

失敗したら後戻りはできませんが、どうせ使わないし、チャレンジしてみることにしました。

使うパーツは次の通りです。
・KPRepublic PCB BM16S
・KPRepublic BM16S用アルミケース
・KPRepublic BM16S用プレート(※)
・MSI VIGOR BK50用ロープロファイル用キーキャップ
・Kailh ロープロファイルスイッチ 白軸
・USB Type-Cケーブル

※なくても組み立てることができます。今回はサイズを図るために購入したのでそのまま使います。

💧組み立て

アリエクで注文して数日。
そういえば最近、アリエクからの納品が早いですね。

基盤とアルミケースが着弾しました。
質感はとてもいいです。

ハンダセットを準備して、いよいよ組み立て開始です。
これまで2回ほど、自作キーボードではハンダのところで失敗しているのでドキドキでした笑

基盤を見て、気になりました。
想定していなかったソケットがついています…

ホットスワップでした笑
ホットスワップとは、基盤についたソケットのおかげで、スイッチを基盤にはんだ付けすることなく認識されることです。

ちゃんと商品説明を読まずして購入していました汗
まぁ、手間が省け、失敗のリスクが著しく低減されるので全く問題なし。

そしていよいよキャップ削りがスタートです。

一番面倒で重要なところですが、「キャップのエッジを紙やすりで削る」だけなので、特に内容書きません笑

手でちょっとずつ削るので、左右対象にはなりませんが、キャップ同士で隠れますし、それほど気になりません。

後で気づいたことは、キャップの傾斜が行によって異なることでした。
YouTube動画のサムネでもわかるかもしれません。

同じ行のキャップを行で揃える場合はなだらかになりますが、そうでない場合は、凹凸になるということです。

これは気にすることをやめました笑

ゆっくりと数日かけて、削ってはセットして確認の繰り返し。
ついに組み立てが完成しました。

真ん中は光らせていません。反射しています

キーのデザインもいい感じで揃っていて、光も揃えました笑

💧キー設定

あとは使いやすいキーアサインを設定するだけ。

設定の流れは以下のとおりです。
・どの場所にどのキーレイアウトするかを決める
・決めたレイアウトをファームウェアで設定する
・設定したデータをダウンロードして基盤に読み込ませる

なんか面倒に見えますが、確かにちょっと面倒です笑

自作キーボード専門店やBOOTHだと、作者さんのページにやり方が記載されているのですが、私が購入した海外のサイトにはあまり情報がありません。

改めて、検索しながら設定してみましたのですがうまくいかず、改めてメーカーの方に教えてもらい、メーカー推奨のやり方で行いました。

購入ページとは別の公式サイトにいくと、説明データとダウンロードデータがあるのでそれらをDL。

Zadigというソフトで最初の設定。
次に以下のサイトでキーマップを登録して、COMPILEしてからDL。

最初にDLしてあるQMK TOOL BOXというアプリでデバイスにキーマップを読み込ませて、完成です。

なお、QMK Configuratorのほうがわかりやすそうだし、いろんな方がここでのキーマップのやり方を紹介してくださっているので設定してみたら、ここだと(たぶん新しすぎて)不具合がでて、1キーだけ設定不可となってしまいました。

実際にやってみると、作業自体はとても簡単です。
明るさ、色が変わらないのですが、そこはわからず…

なお、一般的なテンキーパッドであれば、もっと簡単な方法もあります。
ここでいう一般的とは「ENTER」や「00」が2Uになっているようなものです。

例えば「Change Key」といったソフトを使います。

ダウンロードすると、サムネのような画面が表示されるので、通常設定されているキーを選んでから、自分で割り当てたいキーを選択して保存するだけ。

特に自分のマクロパッドを選択する必要なく、汎用性の高い方法です。
「非常駐型」「キー配置変更ソフト」で検索すると他のソフトも見つかります。

💧動画

キーキャップ、そして白軸の打鍵感をYouTube動画でご紹介します。

自分の好きなデザインで、使いやすいものと付き合える。
まさにDIYの良さですね。
いや~気持ちいいです。

自作というほどのレベルではないので、自作キーボーダーとは名乗りません笑

このデバイスを使って、新たなYouTube動画シリーズの編集に入ります。

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