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ポケモンが苦手な人、肩身狭くない?

こんにちは、皆さんはポケモン好きですか?

今や世界中で愛されており、ゲームだけでなくアニメやグッズ等様々な形で見たことがあるコンテンツですよね。

今回触れるのはそんな世界中で大人気のポケモンというコンテンツ……


ではなく、もしもポケモン世界が現実世界だったらという仮定の話をします。

この世界にポケモンという存在が本当に居て、パートナーとして生活したり時には仕事をしたり、スクールでバトルの方法などを学ぶと言う文化があるとしましょう。

現実世界でも動物などの生き物が好きで尚且つ、ポケモンが好きな筆者にとってはそんな世界、夢のように嬉しいですよ。

ですが少し思いませんか?

この世界線、
ポケモンが苦手な人、肩身狭くない?

この世界線では家族も同然に扱われており、お店などでも働いているポケモン。

1歩家を出れば街だけでなく空や水の中にまでポケモンが生息しています。

そんな世界でポケモンが苦手な人は少数派、ひとたびポケモンなんてろくでもないと言えば偏屈な人だというレッテルが貼られてしまうのでは?と感じてしまいます。


制作陣も少しそう感じているのか、アニメや映画などでもポケモン嫌いなキャラクターは描かれています。

最も慣れ親しんでおり即座に思い浮かぶのはアニポケ無印のヒロイン、カスミではないでしょうか。

彼女は基本的にポケモン好きですが、むしタイプのポケモンはどうしても無理というタイプです。

サトシのキャタピーには散々な事を言い、泣かせたこともあります。

キャタピーに物申すシーン

ですが現実世界でも生き物は好きだけど虫だけは無理!という人は多いため、特定のタイプのポケモンのみ苦手な人は少なくないと思います。

比較的理解される苦手意識だとしても、サトシのように「可愛いのに」とむしポケモンを触らせようとするトレーナーが近くにいればしんどさを感じるかもしれませんが、人にはどうしても無理なものがあるからな…と大人の対応ができる人には配慮してもらえる苦手意識だと思います。


嫌いでは無いけれどトラウマがありポケモンに
触れないというキャラクターも居ます。

2004年に上映された映画「ポケットモンスター 裂空の訪問者 デオキシス」に登場するトオイという少年です。

トオイくん

小さい頃、レックウザとデオキシスの戦いに巻き込まれた事からポケモンがトラウマとなってしまい、嫌いでは無いけれど触れなくなってしまいます。

これについては世間から理解されそうですよね。攻撃能力の高いポケモンに攻撃されトラウマとなったり、

ゴーストタイプのポケモンに連れていかれそうになってからトラウマとなってしまったり等はよくありそうです。

フワンテとかプルリルとか現実にいたら少し怖いですものね。



トオイくんのように仕方がない事例だけでなく、ポケモンを嫌っている態度を包み隠さず生活しているキャラクターも居ます。

2018年に上映された映画「ポケットモンスター みんなの物語」という映画では、ヒスイというポケモン嫌いのおばあさんが登場します。

ポケモンを追い払うヒスイさん

ポケモンに懐かれても追い払おうとし、作中では変わり者だという扱いを受け一種の有名ばあさんのような扱いを受けているんですよ。

そんな彼女ポケモンを嫌いな理由は、過去に自分のパートナー、ブルーを亡くしてしまったからなんですよね。

あんな悲しい思いをしたくないからとポケモンを避けるようになったヒスイさん。

最終的にはサトシたちやゼラオラ等との出会いを通じてまたポケモンと向き合うようにはなりますが、ポケモン嫌いを演じていた頃はとても肩身が狭そうだなと感じました。


その他にもポケモンが怖い子供だとか、そこまで熱意を持ってポケモンと接しているわけではない人もアニメには登場しています。

新無印のコハルちゃんもポケモン嫌いまでは行かずともそこまで積極的に関わろうとはしませんでしたよね。


ですがこれらのキャラクターに共通しているものがあります。

それは何らかの出会いを通じてポケモン嫌いを克服していたり、ポケモンが好きになっているということ。


つまりこの世界ではポケモンが嫌いでも最終的には好きになるという流れが、道徳的だと言うことです。

現実世界でもそうですよね。例えば動物や子供を可愛がる人の方がいい人だと無意識に思っちゃいませんか?

ピーマンを嫌いだと言っても「へぇ〜、そうなんだ」で終わりますが、小さな子供が嫌いと言ってしまえば「冷たい人だな」「子供が可哀想」と言われるのがこの世の中です。


この生き物を慈しみ優しく接することができる気持ちをポケモン世界でも求められているとしたら…

ひとたびポケモンが嫌いと言ってしまえば「ポケモンが可哀想」「こんなに可愛いのに」「冷たい人」と言われ肩身が狭い思いをしてしまう気がしませんか?


なんだか創作物を現実的に考察しすぎて嫌な奴だと思われるかもしれませんが、このような理由からポケモン嫌いな人は肩身が狭そうだと感じるのです。

念の為言っておきますが筆者はポケモンというコンテンツが大好きですよ。幼い頃からポケモン漬けの中毒患者です。ただただふと、こんな事を感じてしまった為記事にしただけです。


悪いのは全てマイノリティを悪だと認識してしまう人間とこの世界です。

もしもこのように人の好き嫌いで良い人、悪い人のレッテルを無意識に貼ってしまっている読者がいましたら

悔い改めて、どうぞ

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