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2019 THE NORTH FACE 100 Hong Kongの参加

2019年12月14日~15日に香港の大美督(Tai Mei Tuk)で開催されたTHE NORTH FACE 100 Hong Kongに参加してきた(以下、TNF100 HK)。現在、香港は2019年の春ごろから勃発している民主化デモと、それを鎮圧をしようとする警察との衝突でカオス状態になっている。

その影響もあり、香港ではいくつかのスポーツイベントが中止され、メジャーな大会としてOxfam Trail Walkerが中止となった。Oxfam Trail Walkerの中止も影響してから、12月に入ってTNF100 HKのオーガナイザーより開催中止も示唆していたものの、最終的には予定通り開催という運びになった。ちょっと不安はあったものの、せっかくの機会なので、香港がいまどういう状況なのかも見たいと思っていたので、予定通り香港に行きました。


TNF100 HK のこと

会場へのアクセス方法

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バスターミナル

TNF100 HKのスタート地点である大美督(Tai Mei Tuk)は、香港のかなり端っこにあります。行きかととしては、まずMTR 大埔墟(Tai Po Market)駅まで行きます。そこから、路線バスに乗り換えていくパターンです。バスは、75Kもしくは20C系統のバスで行けます。時間は30~40分ぐらい。

大美督は、ガチで何もないです。BBQ場とヨットハーバーがあるところらしいのだが、コンビニが一店舗もない。一応、レストラン(中華、タイ料理、和食)はありますが、どちらかというと大人数で行くタイプのところばかり。小さな売店みたいなのが何店舗かあるが、パンとか売ってませんので、食料調達は大埔墟とかでやっておいたほうが良いです(特に当日の朝ごはんとか)。※その売店には、お菓子やカップ麺は売っています。

宿泊

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宿泊に関しては、「Bradbury Jockey Club Youth Hostel」というところをオーガナイザーが用意しています。エントリー時に申し込めます(空いていれば、後でも申し込めます)。

  • 一応、Youth Hostelなので、設備はあまり期待しない方がよいです(笑)高校時代の合宿所って感じ。

  • 香港でよくある、トイレとシャワーが一体型

  • ベッドはドミトリー

  • 夜は結構冷えますので、ダウンジャケットとかは持ち込んだ方がいいと思います。

  • 一応、部屋には暖房はある。

デモの影響もあってか、部屋は満室ではなかったようだ。僕の部屋はベッドが4つあったのだが、そこで寝泊まりしたのは僕入れて2名です。(もうひとりは日本の方でした)。香港に土地勘がなければ、ここで宿泊したほうが良いです。大美督は、ここ以外宿泊施設がありません。。。もしも、快適なところに宿泊したいのであれば、沙田あたりにホテルがあるんで、ここもおすすめ。このホテルからタクシーで片道20分ぐらいで行けるそうです。

レースに関して

12/14(土)の8:00am、宿泊しているユースホステルの前からスタートです。スタートは、100km/50km同時スタート。僕は50km部門にエントリー。

気温はスタート時点では15度ぐらいだったが、予報だと20度を超える感じだった。先にリザルトを言っておくと、私はCP2(18.5km)で足の負傷でリタイア。途中、左足のつま先を思いっきり岩にぶつけてしまい、走行不能に・・・

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コースの半分も走れてないので、あまりコースの解説はできないのだが、序盤からがれ場が多いテクニカルなコースです。噂では聞いていたのだが、TNF100 HKはかなりテクニカルなコースらしい。階段地獄も多いとか。。。日本は真冬、香港は初夏のような気温だったこともあり、とても暑く感じる。汗が滝のように流れる感じで、油断していたら熱中症になる。水の量は、レギュレーションでは必須容量は指定はなく、推奨で0.5リットル以上とはなっているが、正直0.5だと少ない。1リットルでギリギリぐらいだった。

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エイドではないのだが、15km地点ぐらいに、食堂があって、ここで休憩することも可能。

現金があれば、コーラや烏龍茶、スポーツドリンクが買えます。暑かったためか、皆さん、お店に入ってめっちゃ飲んでました。香港のレースは、コース上の売店、自販機での食料や水分の調達が許可されているレースが多いので、使わない手はないです。現金とオクトパスカード(Suicaみたいなプリペイドカード)をザックに忍ばせておくと便利。

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大会の雰囲気とかは、オーガナイザー公式動画がアップロードしているんで、こちらも御覧ください。

足の負傷

あと、僕の足の負傷のことについて。

50kmのレースなら、Vibram FiveFingersのV-Trailでいけるやろという感じで望んだのだが、これは明らかに選択ミスだった。トレイルだと何が起こるかわからないということを改めて思い知らせられた。

状況を説明しておくと、比較的フラットよりの下り坂で、スピード出して走っていたら、思いっきり左の親指を思いっきりぶつけてしまう。かなり痛かった。声を上げるぐらいだった。Vibram FiveFingersは、つま先のプロテクションが皆無なので、ぶつけたときのダメージは半端ない。

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その後、CP2で応急処置をしてもらい、ボランティアスタッフの車でスタート地点に戻り、医務室でアイシングしてなんとか対処してもらった。帰国後に病院でレントゲンを取ってもらったら、骨は折れていないとのこと。ただ、炎症がひどいので、全治3週間という診断だった。とりあえず、年内はおとなしくしておきます。


ゴールに戻ってから・・・

スタート地点に戻ったのは、14時頃。アイシングしてから、シャワーを浴びてから、そのまま、夕方までシエスタ。目が覚めると18時を過ぎていたので、足が痛いが、お腹が空いたので、飯が食べられる会場に移動する。

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パスタ、サラダ、カレーライス、あとビールなども提供されます。実質、僕の夕ご飯。カレーライスは、ココナッツミルクが入った、少しタイ風な感じだったが、うまかった。あとは、写真はないが、パスタやサラダもいただきました。ビールは、足負傷していることもあり、飲む勇気はなかった・・・・その後は、宿に戻り、荷物を整理して、やることもないので、21時過ぎにに就寝。

ほんで、翌朝6時に起床して、なんか健康的な生活。9時には、ルームメイトの人と別れて、僕は空港に向かって、そのまま帰国という感じでした。

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とまあ、レースの結果はとても残念ではあった。しかし、いまデモの影響で混沌としている香港を間近で見ることができたので、よいトリップにはなったと思う。後編は、レースのことではなく、今の香港を見た僕の感想などをまとめたいと思います。

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