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SIGMA fpがほしくなるマガジン

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読んだら思わずSIGMA fpが欲しくなってしまう。そんなnoteを集めました。
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#カメラ

Withコロナ時代のカメラの価値を考える

リモートワークの生活に入ってから一ヶ月余り経ちました。 世の中の多くのモノの価値が様変わりしているのを日々目の当たりにしています。人の動きは止まり、膨大な情報がネットワークを駆け巡っています。 このような状況が、これから数年間続くのではないかという予測もあり「Withコロナ」時代に物事の価値はどう変遷していくのか。 自分が大好きな「カメラ」はこの時代にどんな価値に変わっていくのか、思いを巡らせました。 1. カメラを外に持ち出せない日々なかなか外に連れ出せない一眼カメ

fpとはじめてのArtレンズ

深い森の中で偶然出くわしたその沼は、怪しげな鈍い光を水面に映し出していた。ゆっくりとたゆたう群青色の液体は、水というよりもコールタールのようなドロッとした粘度を保っているように見える。しかし、その美しくも妖艶なマチエールは、まるで呼吸をする巨大生物の肌のように蠢きながら、何とも形容し難い禍々しい引力を放っている。そして、眼の前に存在するすべてのものを、ズルズルと深い暗闇の中に引きずり込もうとしていた―。 世に「レンズ沼」と呼ばれる底なし沼が存在するという。どうやら自分も、知

SIGMA fp が変える世界

こんにちは。先日「SIGMA fpフェス」というSIGMAさん主催のイベントに登壇して、fpについてお話をする機会をいただきました。 写真の専門家でも何でもない私が何をお話しするべきか、プレゼン内容には非常に悩んだのですが、素直に自分がSIGMA fpのどういう部分に惹かれているのかを、時間をかけて言語化しました。 こちらのnoteでもスライドから一部を抜粋して紹介しようと思います。 1. これまでのカメラ遍歴今回登壇するにあたって、改めて自分のカメラ遍歴を整理して年表

SIGMA fpと過ごした10日間

SIGMA fp がやってきてから、約10日が過ぎた。毎日なにか撮っている。 前にも書いたとおり、今までにも何度か自分の中でのカメラブームが起こっては去っていったのだが、今回はちょっとブームで終わりそうにない。 何がこれほどまで人を駆り立てるのか。一応デザイナーの端くれとしては、まずはやはりデザインが良いのだと思う。ここで言うデザインとは、見た目上のいわゆる「スタイリング」だけではなく、その機能やスペック、使い勝手、心理的な満足度、体験価値などなど、ぜーんぶひっくるめた「