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一年を振り返ると、思い浮かぶ「感謝」

生きていく上で、楽しいこともあれば悩ましいこともたくさん。そんな女性の悩みを、専門家に質問していくYoutubeチャンネル「GOAL IN TV」。番組を盛り上げてくれている出演者の一人、マルチタレント・わさびさんのコラムです!自分の人生を楽しく生きるためさまざまなことに挑戦する彼女の生き方についての連載。

遂に今年も残すところあと6日。今年最後の記事となってしまいました。

2020年は世界中にとって、本当に大変な年となりました。本当だったらオリンピックが開催され、日本はポジティブなパワーと希望に満ち溢れるはずだったのに。人と離れ、人を疑い、考え方の違いによるトラブルもたくさん起きるような年になってしまいました。

だけど、日本中がひとつの物事についてこんなにも考えるような出来事は、戦後の日本にはなかったのではないでしょうか。

「オリンピック」という言葉を生涯言わない人はいても「コロナ」という言葉を発さなかった人はほとんどいないのではないだろうか。「明石家さんま」を知らない人は日本に何人もいるらしいけれど「コロナ」を知らない人はほぼいないのではないだろうか。そう考えると、私たちはものすごい時代に生きています。

そして、こんなにも「本当に必要なもの」と「実は無駄だったかもしれないもの」がわかるような出来事は、そうそう無いのではないかと思います。いや、こんなに人生の考え方を変えなくてはいけない出来事が何度もあっちゃ困るんですけど(笑)。

気軽に人と会えなくなって「あぁ私は人と喋らないとストレス発散できないんだな」と気がついた人もいれば「コロナ前は飲み会が楽しいと思っていたけれど、部屋で本を読んでいる方が私らしいな」と、実は他人に気を遣っていた自分に気づいた人もいるのではないでしょうか。あなたはどんな自分に気がつきましたか?

自粛警察を買って出る人やSNSで言葉尻がキツくなってしまう人など、過激派の人たちを目の当たりにした時、あなたはどう感じましたか? 

きっと今年は、自分の新しい一面を発見したり、世の中の複雑さに気づいたり、大切な人のことをいつもよりたくさん想ったりしたのではないでしょうか。そう考えると、今年の散々な出来事も、いいところが一つもなかったわけじゃないなと思います。

私は人の優しさに、ありがたいなと思いました。マスクが無い時、トイレットペーパーが無い時、見つけて送ってくれた人、ありがとう。コロナで自分のやっている店が夜間営業できなくなってしまい、急遽テイクアウトのカレー屋さんを始めた時、買いに来てくれてありがとう。

クチコミで広げてくれてありがとう。その後店を閉める時、最後に遊びに来てくれてありがとう。会えなくなっても繋がっていてくれてありがとう。このコラムをいつも読んでくれてありがとう。本当に皆様、本年はお世話になりました。

私は今年の6月以降、ほとんど人に会わない生活になってしまったけど、その分いろんな人の顔を思い出しました。

こうやってコロナで手を差し伸べてくれた人はもちろんですが、SNSで繋がっているだけで連絡先を知らない人の顔も浮かぶし(顔を知らない人は想像上の顔が浮かんでいます)、学生時代の同級生や、お世話になった先輩、先生たちのこともたくさん思い出しました。

「あの人って、あんなところが素敵だったな。元気かな」みたいな感じです。

年が明けたら「連絡先はわかるけど、特に何も理由がないので連絡してないあの人」に、新年のご挨拶メールを送ってみよう、そう思っています。あけましておめでとうございますに、理由はいらないですもんね。

皆様も、どうかどうか良いお年をお迎えください。

いや、2021年は良い年にしていきましょう!

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