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久しぶりに東京へ行ってみたら……

生きていく上で、楽しいこともあれば悩ましいこともたくさん。そんな女性の悩みを、専門家に質問していくYoutubeチャンネル「GOAL IN TV」。番組を盛り上げてくれている出演者の一人、マルチタレント・わさびさんのコラムです!自分の人生を楽しく生きるためさまざまなことに挑戦する彼女の生き方についての連載。

私の住む千葉県は、緊急事態宣言の対象区域なので、行きたいところへ行くのをグッと我慢して、ここ数ヶ月を過ごしています。

私の現在の収入源は、動画制作・原稿書き・配信でして、全て自宅のデスクで行うことができます。つまり「不要不急の外出を控えよう」は私にとって、ずっと自宅である古民家に籠ることを意味するのです。

時々「あ゛ーーーーーーっ!!」と叫びそうになるのを抑えている、コロナ禍のワタクシなのでございます。

しかし、そんな私に、つい先日「東京で大事な仕事」という天使(大義名分)が舞い降りてきました。仕事の依頼で、東京へ行くことになったのです。

しかも2本。

毎年MCと講義を1本やらせていただいているイベントと、インターネット番組のスタジオ生配信でした。緊急事態宣言下のため、イベントはほぼ無観客の中、カメラの前で喋るという形式に。ネット番組の方も出演者は2人に絞られ、アクリル板を挟んでトークするというものでした。

どちらも自分がメインで喋らなくてはいけない仕事。台本があるわけではなく、自分で考えて喋る仕事です。

毎日自宅に引きこもり、一日中無言でパソコンをカチカチと叩いて、同居している叔母&旦那くん(あとたまに隣のおじさん)としか喋らない私が、ちゃんと人前で喋れるのか……。それどころか声は出るのか……。脳がフリーズしてしまうのではないか……。

と、ビクビクしながら2本の仕事に挑みました。

でも、スイッチってやっぱり入るものなのですね。

7ヶ月引きこもっていても、いざ「仕事だ!」と思うと、熱く喋ったり思いっきりリアクションをとることができるものなんですね。

1本目の仕事で一緒だった旦那くんにも「毎日誰とも喋ってないのに、よくあんなに喋れるなぁ。感心するわ」と驚かれたほどでした。

身体は覚えてる。こりゃ人間の神秘だなと思いました。NHKスペシャル『シリーズ「人体」』で紐解いて欲しいくらいの神秘です。

脳や口を動かすこと、人との心理的な距離の取り方などは、リハビリなしでもイケました。

しかしまた別の部分は、完全なる退化を見せていたのです。それは“上手な電車の乗り方”と、シンプルに“脚力”です。

その日は車で都内まで来ていたのですが、二本目の仕事現場までは電車と徒歩で行かなくてはなりませんでした。

7ヶ月前に自動車の免許を取得したのですが、その翌日からは毎日車に乗っています。電車には、もう7ヶ月間ほとんど乗っていません。ましてや路線乱れし街、東京です。ホームが全然わからないのです。

きっと、元々あまり得意ではなかったのだと思います。それを10年以上の東京暮らしでどうにか騙し騙し順応させていてたのです。しかし、この7ヶ月のブランクで経験値は忘却の彼方へ。

大江戸線はものすごく地下に下りなきゃだめだとか、新宿駅は行きたい場所によって上がる階段が全然違うとか、あれは東京に住んでいる人の特殊能力ですね。怖すぎる。

そして翌日には、下半身がものすごい筋肉痛に見舞われました。普段パソコンの前にしかいないと、こうなるんですね。

ここまで退化するなんて、もし緊急事態宣言がまた長引いたら、わたし一体どうなちゃうんだろう? 震えが止まりません。

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